『Hanako』2007年12月13日号 [2007/11]
2007年11月29日木曜日。
夜9時過ぎ。3歳の息子を寝かせ、明日の朝飯の食材をスーパーで買った後、コンビニへ。
個人的な雑誌カタログとはいえ、誰かが見ることも当然考えられるわけで、
「やっぱり有名な雑誌がいいんだろうな」となんだか緊張気味。
真っ赤な表紙の『Hanako』が待っていた。
『Hanako』2007年12月13日号
◆特集「今年最高のレストラン72軒」
第一印象は「あれ? ハナコって、こんなに化粧くさかったっけ?」。
クリスマスに向けての特集で、いつもよりおしゃれ度アップなのかもしれないが、
イメージしていたものより年上。
20代前半女性の雑誌かとなんとなく思ってたら30前後の本。
松尾スズキのイラストコラムを見て、次をめくるとファッションページも。
『Hanako』を触っていなかったこの10年くらいの間に
「読者層が変わったんだろうなあ、たぶん」と急激に年寄り気分。
特集のレストラン&飯写真も思いのほかシックでゴージャス。
あるお店、フレンチのフルコースの写真を全部並べてくれたのは素敵なサービス。
(一瞬、『美味しんぼ』の食対決を思い出してしまったが)
特集ナビゲーターみたいに出てくる竹内結子の鼻がぴくぴく動くのを想像しながら、
絶対行かないだろう店に「行った気分」になれた。
うまそうな料理を眺めて、コラムを読んで、
伊藤理佐の漫画を読んで、最後に星占い。その間、約45分。
やっと雑誌を読む、眺める感覚を取り戻して
「ああそうそう雑誌って最後に占い読んでほっとするんだよな」なーんて
当たり前のことに感心しながら、もう一度竹内結子の顔を見たら、
まだ箸を持ったままで料理に手をつけていない。
「結子サン、悪いけど私、お先にいただくわよ」と
うれしそうにつぶやきながら雑誌を閉じ、
アフターファイブっていうの? 会社帰りにレストランへと出かけていく
独身女性の姿を勝手に想像しました。
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