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『実話ナックルズ』2008年1月号 [2007/11]

2007年11月30日金曜日。
本日のニュース。横綱・朝青龍の謝罪会見と、亀田大毅の謝罪会見。

『実話ナックルズ』2008年1月号(ミリオン出版) 490円
◆特集「潜入!世界の超危険地帯」
★巻頭インタビュー「前田日明の野望」

なんで雑誌を読もうと思い始めたのか? 
その大きな理由のひとつは
「雑誌ってもう要らないんじゃないの?」ということなんだと思う。たぶん。

だって、必要な気がする情報はネットで検索したほうが早い気がするし、
テレビ見てればなんだって教えてくれる気がするし、
わざわざ金払って雑誌を買うのってどうなの? 
と曖昧尽くしの<気がする王国>の住人になっている自分を発見し、
「俺ってもう要らないんじゃないの?」っていう普遍的日常的な疑問が浮かび上がり、
ま、そんなこと考えててもしょうがないって気がしてきて、
ここはあえて雑誌に金を払ってどう感じるか試してみようと
思ったような気がするわけですよ。
ま、なんでもいいから現実感がほしいわけですな。

それで、『Hanako』に続いて買ったたのが『実話ナックルズ』。
スクープとゴシップと欲望と恐怖がいっぱいのアンダーグラウンド情報誌。
いやあ、現実感を感じました。
もちろん載っているネタにじゃなくて、取材して書いている人々に。

雑誌は大雑把に分けると2種類の方向性があると思うんです。
読者にとって。
一つ目は「欲しい情報を得る」または「情報を得た気がする」ものと、
二つ目は「欲しい情報なんてわかんないから、なんか話してくれよ」というもの。
この『実話ナックルズ』はそういう意味で俺にとって二つ目のタイプ。
やたら知らない人が声をかけてくる居酒屋『ナックルズ』ってのがあって、
なんとなくふらふらと吸い寄せられて入っちゃって、
カウンターの隣に座ったいろんな人がいろんな話をしてくれて、
俺は「へーそう、面白いなー」とうなづきながら酒を飲んでる感じ。

前田日明、自殺したAV女優、亀田一家、元・ヤクザ、右翼に左翼……
誌面に登場する人たちに会った取材者たち、
彼らの顔が笑ったり泣いたり酔っ払ったりしてくるのが見えてくる、
そういう現実感が満載なんですよ。
臨場感ともリアルとも言えますが。
だから、これはとっても幸せな雑誌だと思いました。

最後のページ、テレサ・テンのコラムを読んでいると、
というか“テレサ・テンの話を聞いている”うちに
ちょっと出かけてきたい気分になったので、街の飲み屋に出かけてきます。


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