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『KING』2007年12月号 [2007/12]

2007年12月8日土曜日。
本日のニュース。Jリーグ入れ替え戦第2戦、京都が0-0で広島と分けて計2-1で昇格。

少し前に、東京吉祥寺にある行きつけの小汚いバーで
「雑誌ってどう? 読んでる?」と20代の男たちに聞いたところ、
予想通り全然読んでないとの答えで、やっぱりなと、
もう男性用雑誌、特に総合情報誌は消える運命かもしれないと思った。
そういう状況の中で、去年2006年9月に創刊、
VOL.15までやってきているのが講談社の『月刊キング』。
初めて、買ってみた。

『KING』2007年12月号
◆大特集「男を鍛える365本 映画漬け!!」

すごーく簡単に言えば、映画好きな著名人がみんなでよってたかって好き勝手に
「自分の好きな映画について語る」というのが今号の特集。
前回の『ROADSHOW』に比べて、はるかに映画を観たくさせる。
んで、自分の好きな映画のことを誰かにしゃべりたくなる。
もちろん、それは俺が男だからだろうが。
で、その著名人たちのほとんどが30代前後。
つまり、その世代とチョイ若い世代、20代後半から35くらいまでの
“団塊ジュニア”(団塊の世代を親に持つ子供)がこの雑誌の読者層というわけ。
吉祥寺のバーで「雑誌、読んでないっすねー」と言っていた彼らたち。

で、この雑誌が売れてるのかどうかは知らないんだけど、
もしさっきのバーのカウンターに置いといたら、彼らが眺めるのかどうかが気になる。
なぜ気になるかといえば、俺には面白かったから。
読み応えもあるし、ひまつぶしな軽さがあるんだけどついついページをめくりたくなるし。
男同士、誰かと一杯やりながら映画について語り合ってみたくなるし……
というシュミレーション効果がちゃんとある雑誌なのよ。
そんなマイ素敵雑誌なのに、
せっかくこっそりカウンターに置いたりしてるのに、もしも誰も手に取らないとしたら、
これは俺的にピンチな気分になる。
「おっさんの話はもうちょっと聞きたくないんすよ」
なんて心の声が脳を占拠するかもしれない。

ただこの雑誌、後半になると年齢層がぐんぐんあがってくる。
登場する人も、読み物を作ってる人も、読者層無視な感じになっていって心地よい。
夢枕獏が釣りをしている様子をいけしゃあしゃあと普通に見せる。
後半は「おっさんの話」を聞きたくなけりゃ聞かなくたっていいんだよってなもんだ。

で、記事の中で一番面白かったのは、
鈴木宗男(衆議院議員)と佐藤優(起訴休職中の外務事務官)の対談。
<「男」が伸びるマガジン>という雑誌コンセプトにもっともふさわしい。
好き勝手に生きてきたおっさんだけが「男」を伸ばせるんだなあと。
年齢とか世代とか気にしてると最高の友達なんてできねえよ、と説教してくれる。
んで、二人の関係は映画『男たちの挽歌』に喩えられている。
でも、挽歌って言っちゃっていいのかとも思うが。

今日は、力道山が刺され、ジョン・レノンが撃たれ、南伸介が死去した日で、
名古屋章、杉浦直樹、藤村俊二が生まれた日。
34歳の誕生日を迎える稲垣吾郎の映画評が辛口で面白い、と
本日売りの『日刊スポーツ』で特集記事にされていたが、
誕生日については何もかかれていなかったのが気になった。


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