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『TITLE』2008年2月号 [2007/12]

2007年12月23日日曜日。天皇誕生日。
本日のニュース。有馬記念は穴馬、マツリダゴッホが優勝。

三連単は80万馬券。あと一歩のところで危うく400万勝ちそうになる。マジで。
あぶないあぶない。


『TITLE』2008年2月号 文藝春秋 580円
◆雑誌は挑発する!「読まずにはいられない『元気な雑誌』大特集。」

「獲れなくてよかったのか、それともやっぱり獲ったほうがよかったのか…」
有馬記念の馬券のことを軽く引きずりながらコンビニへ。
で、“雑誌について特集している雑誌”を発見。
『TITLE』。
おしゃれな感じなので買ったことのない、でも遠くから眺めていた雑誌。
わりと本気で迷ってからレジへ。

「苦手なんだよなーこのカタカナたち」
読んでいる途中、ずっとそんな気持ちだった。
アート、カルチャー、クリエイティブ。
この言葉が特によく出てくる。
日本語で言えば、芸術、文化、創造性、か。
この同じような意味の言葉がぐるぐるぐるぐる頭を悩ませる。
だんだん読んでるうちにつらくなってくる。
逆に、ラーメン、ギャンブル、オッパイ、
同じカタカナでもそういう言葉にはついつい興味を引かれて集中してしまうのに。

20代の頃はアートとかクリエイティブ関係の言葉にも
がんばって反応してたと思う。まだ精神的な体力があったから。
自分の能力開発に対して興味や希望があったから。
でも、今は難しい。
そういう言葉の前で、ぐっとこらえて逃げ出さず、
自分に照らし合わせて考えることがつらくなっているのだ。

この雑誌が今回の特集で言いたかったことは
「雑誌はもう今全然売れていないけれど、
 感覚を刺激したり、眠ってる能力を開発するためには、
 雑誌にはまだまだ可能性がいっぱいなんですよ」
ということだと思うんだけど、逆読みすると
「自分の能力開発に興味のない人には、雑誌はもう要らないんですよ」
と言い切っているようにも思える。

競馬の調教師のコメントで、
「距離は長いかもしれないけれど、折り合いがつくタイプなので克服できる」
というコメントが実は
「折り合いがつくタイプだけど、距離には不安があるので勝てないだろう」
と言ってる感じで。

だから「雑誌の未来ってどうなの?」という心配と興味のもとで
このブログを書いている俺としては、読んでいるうちにずーんと心が重くなってくる。
一見、前向きな感じのこの雑誌が実はすごく後ろ向きに見えて。

やっぱり有馬記念、400万当てればよかったかな。
ま、当てようと思って馬券買って、結局当たらなかったんだけど。
レース後、2着ダイワスカーレットの安藤勝巳騎手がコメントで
「やっぱり距離がちょっと長かったのかも」みたいなコメントを残している。
2着でも十分だと思うんだけど、勝てなきゃやっぱり悔しいんだろうな。
来年の有馬記念ではどうやって乗って勝ってやろうかとか
実は考えているのかもしれない。
そういう現実的に前向きな雑誌が読みたくなりました。


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