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『Meets Regional』2008年2月号 [2008/01]

2008年1月7日月曜日。
本日のニュース。薬害C型肝炎法案、与野党合意で明日8日に衆院通過予定。

2008年正月の旅は、3泊4日大阪USJ。
7キロの乳児を2日間抱っこしっぱなしはさすがに疲れる。
「赤ん坊はええなあ、かわいなあ」
と、大阪梅田の地下街で60歳くらいのおっさんから声をかけられた。
東京では寄ってくるのは圧倒的におばさんが多い。
大阪で俺に話しかけてくるのはいつもおっさん。
これも文化の違いか?


『Meets Regional』ミーツリージョナル 2008年2月号 京阪神エルマガジン社 420円
◆大特集「欲望一直線! ミーツとどめの“肉”大全。モゥ~肉しかない!!」

<ユニバーサルシティ>のコンビニで見つけたこの雑誌。
すみません、これ今まで知りませんでした。
たぶん大阪や京都、兵庫ではとっても有名で人気のある雑誌なんだと思う。
創刊23ウン号とか書いてあったんで月刊誌ならば約20年。
なによりも、とにかく面白くって、今まで知らなかったことを深く悔しく反省しました。
「毎月、新刊を買いに大阪や京都に行こうかな…」
と、一瞬マジに思ったくらい。

今月号の特集はとにかく“肉”!
焼肉発祥の地といわれる大阪、
「牛の焼肉」はもちろん、ホルモン、豚肉、鶏肉にジビエまで、
まるでケモノのごとく食いまくる。
肉を食べることの喜びがジュジュジュワーっと肉汁のようにあふれ出す。
よく関西の人が「うれしいわー」という言い方をすると思うんだけど、
その「うれしー」が爆発している。

今回の肉特集の中でもトップを飾って走っている記事--
「最高の牛肉の赤身を、火を通しすぎず、完璧な仕事で焼いて食べようぜ」
というテーマは、この雑誌の考え方そのものを表していると思う。
「ホントに美味しい情報を、体験したまんま勢いよく、本気の文章と写真で読者にたたきつけてやろう」
という意気込みが、雑誌をめくるたびに、
記事を噛みしめるたびに脳内でほとばしるのだ。

ここに書かれている“情報”は、すべて体感したこと、そしてその感情。
一般的な情報誌の一般論的データ“情報”とは180度違う。
180度違う、という言葉をたぶん生まれて初めて使ったと思うが、
この言葉は今日この時のためにあったのかと思う。
って、なんだか物言いが大げさになるのは俺の中のケモノが呼び覚まされているからか?

もう一つこの雑誌でステキだなと思うのは、深く行こうとしないこと。
薀蓄やクイズに走ったり、哲学しちゃったり、社会とのつながりについて言及したり、
<好きなもの>を記事にしているうちについつい嵌りがちな世界に行ってないこと。
「肉食って旨かった。ただそれだけなんですよオニイサン」
という読後感がいいのだ。
なぜなら、これは雑誌だから。
雑誌は、あくまで読者をその世界へそそること、
ドアを見せてあげることが重要なのだから。

東京へ帰ってきて、とりあえず肉焼いて食いました。
牛肉のランプ肉とラムの肩ロース肉。
にんにくとバターでさっと焼いて、中は半生で、ハサミで一口大に切って。
あーおいしかった。
家に帰ってきてからの食事が旅の終りには実は重要。
この正月旅は『ミーツリージョナル』のおかげでなかなかいいラストでしたな。
ごちそうさまでした。


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