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『イブニング』 [2008/06]

2008年6月13日金曜日。
昨日のニュース。ポール・ニューマン、がん闘病中とのこと。
『明日に向かって撃て!』や『スティング』もいいが
『タワーリング・インフェルノ』の中途半端な役もわりと好き。
『ハスラー』&『ハスラー2』については、
昔、『課長島耕作』が『部長』になる前にコラムに書いたことがある。
それがいまや『社長』である。

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『イブニング』2008年6月24日号 No.13 講談社 320円

その『島耕作』シリーズの『ヤング』をやっているのが
この『イブニング』である。
といっても今号は載っていないのだが。

なんていうかな、この漫画雑誌は
どっかで読んだことあるような作品がそろった
デジャヴ~な雑誌だった。今の俺にとっては。
もちろん新作ばかりなので読んだことあるわけじゃないんだけど、
『ヤング島耕作』が代表するように
人気を集めた作品の仲間、続編が並んでいる印象が大なのだ。

だから、ひとつひとつは面白いんだけど、
はじからはじまで読んでいるうちになんだか老いてしまった気分になる。
「昔はよかったんだよ、俺も若くて」
みたいな気分がじわじわと侵食してくる。

そんなラインナップの中で、今一番人気といえば
講談社漫画賞と手塚治虫文化賞を受賞した『もやしもん』だが、
これもまた
新しいのに懐かしいのにのんびりしてるのにドキドキするような
超次元空間を演出してくれて、
やっぱりデジャヴーを推進してくれる。

ちなみに今回の巻頭は新連載、
きうちかずひろ原作・たなか亜希夫作画の『喧嘩猿』、なのだが、
なんだか『ボーダー』を読んでる気分になっちゃうから超不思議。
ボブ・マーリーの真似をしていた蜂須賀が
今度は<森の石松>の真似をしてるんだな…と思ってしまう。
油断大敵。

漫画の『三丁目の夕日』に
「夕暮れは過去と未来、現実と夢が交差する魔法の瞬間なんです」
みたいなことが描いてあったけど、
まさにその通りな感じの雑誌名『イブニング』。

ただ今の俺にとって夕方からの時間は、
夕飯の支度に風呂、
飯を食わせてカブトムシ遊びをして歯を磨かせて、
絵本を読んで無理やり寝かせてという
ノンストップ体力精神力大発揮の時間なので、
向いてないかもしれません。
子供二人が小学校を卒業する頃には読めるかな。
その頃には『島耕作』は『小学生』か?


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