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夏休みの終わりと『SKYWARD』 [2008/07]

2008年7月24日木曜日。
夏休み最終日。というか帰ってくる日。

kuwagata.jpg

24日午前0時半ごろ。
地震が十勝川温泉の宿も揺らす。
岩手県沿岸北部を震源とする地震。
震度6強のところもあった。
スタンドだけが点いた温泉の部屋で、
家族いっしょにいることの頼もしさを感じる。
と同時に、
もしかしたら明日は飛行機が飛ばなくて帰れなくて、
夏休みが延びるかも……
と不謹慎な考えも頭をよぎる。

結局、翌昼、帯広から飛行機で帰ってくる。
その中で、もうすぐ1歳になる
まるで言うことをきかない次男の相手をしながら読んだのが、

『SKYWARD』2008年7月号。
JALの機内誌である。

今号の特集は、
「サンフランシスコ」
「中国」
「愛媛・松山」
とわりと心惹かれるテーマなのだが、
この雑誌がどうも心に入ってこない。
べつにANAの『翼の王国』を贔屓するつもりはないのだが、
比べてみて、ぐっと面白くない。

デザインがいまいちとか、
やたらワールドワイドに記事を広げすぎだとか、
著名人の持ってき方が鼻につくとか、
まあ理由を探せば何点か見つけることもできるのだが、
たぶん、そんなことじゃないと思う。

わくわくするような、不安になるような、そわそわするような、
そういう旅心を邪魔するのだ。
何が起こるかわからない感じ、
もしかしたら乗ってる飛行機が落ちちゃうかもしれないとか、
着陸したらどんなにおいがするんだろうとか、
もう家には帰らないのかもしれないとか、
そういう気分を許さない気配が感じられるのだ。
JALのスカイワードには。

釧路から帯広という7日間の休みの間に思ったこと。

雑誌なんてホントに要らないんだなあ。

うまいもんと、妙な形の生き物と自然と、変な友人がいれば、
それでお腹一杯で毎日は終わってしまう。
実を言えば、小さな子供がいるだけで普段の毎日もお腹一杯なんだけど。

だけどそれでも雑誌を開く。
確定していない自分の姿を見つけたくて。
旅に出るように。

旅なんてホントに要らないんだけど、
行かないとホラ、足元ばっかり見て暗い顔つきになっちゃうでしょ、俺たちって。

というわけで旅したクワガタ二匹も無事に羽田に到着。

東京のあまりの暑さにびっくり。
迫りくる仕事の量にもぐったり。
しているわけにもいかないので子供を寝かせて仕事仕事。

次の夏休みはいつにしよっかなー。



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