SSブログ

レーシックと『ラストゲーム』 [2008/09]

2008年9月11日木曜日。

<レーシック>という視力矯正手術を受ける若者をルポする--
そういう企画の取材に同行した。

me.jpg
実は一週間前に、目の術前検査があったのだが、
そこで網膜の形かなんかでちょっとひっかかって、
再検査することになって、
もしその結果がオッケーならば手術を受けられることになっていて。

その一週間前、
「再検査の結果次第では、手術を受けられないかも…」
そう聞いたときの若者の落胆振りがすごくて、
彼の後姿を見ながら
(人間ってがっかりするとホントに肩が落ちるんだ…)
と知り、なんかとっても感情移入してしまっていた。

んで、昨日とか新井薬師に行ったりして、
手術が受けられるように祈ったりしてたんだけど。

患者には専属の<検査技師&カウンセラー>がついてくれていて、
彼女も若者の落胆振りを見ていて。

で、そのおねえさんが一週間前と同様に
今日もまた再検査をしてくれたんだけど、
検査の結果が映し出されているパソコンと、若者の顔を見比べながら、
まるで映画のようにスローモーションで表情を動かして、

「この後先生の診察があるんですが……
 たぶん……
 この感じだと……
 大丈夫だと思うよ!」

と言った瞬間の笑顔がたまりませんでした。
不安、悲哀、喜び、共感、母性、愛情、
そんなものがドドドドーっと感じられて。

手術は2,3分であっという間に終わって、
見学室で見てたら結構怖かったんだけど、
老眼になったら受けるかもしれないなと思いました。

さて、それよりも少し前に出会った別の若者--
俳優さんが出演している映画『ラストゲーム』を観ました。
第二次大戦時の日本、
早稲田と慶応の野球部がなんとかして試合をするという話。
実話ですね。
映画は別に面白いとかいう感じじゃないんだけど、
ボロボロと涙を流しました。
もらい泣きっていうか。

いろいろ映画を観てきたけど、
“出演者のほとんど全員が泣く映画”
ってのも珍しいなあと思いながら。

観客の9割は60代70代の年配の方々でしたが、
やっぱり泣いている人が多くて、
そんな中で観る映画というのもなかなかいいもんだなと思いました。

ここんところどうも、
映画や漫画なんかの物語の中の登場人物よりも、
実在する隣の人に感情移入しがちなのはなんなんだろう。


nice!(0)  コメント(1)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 1

shin

俺も<レーシック>やったよ、4年前くらいかな。細かい調整がきかないので、あまりお勧めしない。
by shin (2008-09-29 14:28) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

イキガミ~誰々ちゃんのお父さん ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。