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二つのカントリー映画 [2009/07]

北海道旅行の前、『大いなる西部』を観て、
帰ってきて『ノーカントリー』を観た。
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英題は『Big Country』と『No Country For Old Man』。

片や開拓真っ盛り時代で、
片や開拓する場所を見失った現代の話。

どちらも三人の男が主役。
三人ともある意味変。
でも、ラストまで観ていると
ある種の共感が生まれる、そんな構成。

また、「Country」という言葉が、
単に「国」、「大地」という意味だけでなく、
「未来」という成分を含んでいるというのが二つの映画の主題。

だからってなんだよ、という感じなのだが。

六人の男の中では、
『大いなる西部』に出てくる
自分の息子を撃つ父親が一番カッコよかったかな。

あんだけ頑なに約束を守ってくれる人がいれば、
『ノーカントリー』の殺し屋シガーも
死に場所を見つけられるんだろうに。


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