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ウルトラマンフェスティバル [2009/07]

今日は長男次男を連れて池袋のサンシャインへ。
ultracurry.jpg
「夏のウルフェス」こと、
『ウルトラマンフェスティバル2009 夢・ロボット怪獣研究所』が
開催中なのだ。

その行きがけに
デザイナーさんのところに寄ってラフとイラストとネームを渡す。

そんでもって出版社に寄って、
借りている素材を返却し、少々編集者の方と話をする。

「外は暑いでしょ。これでも飲んでてね」

その間、長男と次男は、
出版社の親切なお姉さんが出してくれた缶カルピス、
メロンカルピスとブドウカルピスを
借りてきた猫のような顔をして、
珍しくきちんと椅子に座って飲んでいた。

仕事はあっという間に終わり、
でも子供たちはなかなか飲み終わらないので、その横で待っていると、
長男が言う。

「とうちゃんの机はどこにあるの?」

いや、ここにとうちゃんの机はないのだ。

「じゃあ、どこで仕事するの?」

とうちゃんはこの出版社の人じゃないんで、
あんまりここでは仕事はしないけど、
たまにお前らが座っているような机で話をしたりもする。
どういう漫画や記事にしようかとか、
どうやって漫画を売ろうかとか、そういう話をするんだ。

「……ふーん、机ないんだ」

何気ない長男の言葉だが、微妙に心に突き刺さる。

フリーのライターなんていうのは実に所在がなくて、
出版社にいると居心地が悪かったりするものなのだ。

特に俺の場合、
寂しがりやで、組織とか集団とかが好きなほうなので、
若い頃はなんとなく悲しい気持ちになったりしていた。

勝手に疎外感を感じて。

顔だけは平気の平左な表情を作りながら。


そんなことを軽く思い出しながら、
ポケモンのスタンプなどを押し押し東池袋へ。

『ウルフェス』、
一番の見ものの<ウルトラマンライブステージ>は、
かつて男の子だった親ならとても楽しいものだった。

というより、
親になった今だってやっぱりただの男の子なのだ、俺たちは。
ウルトラマンやウルトラセブンが並んでびしっと決めポーズを作ると、
自然と鼓動が早くなる。目が輝く。

今回のステージ、特集が<ロボット怪獣>ということで、
正義の味方になったキングジョーがウルトラ兄弟とともに活躍する。

ウルトラ兄弟は、もともと仲間がいるというか、
光の国の同僚と楽しくやってるわけで、
ま、フリーの寂しさを久しぶりに思い出した俺にとっては
少々うらやましい連中なわけだけど。

「今日からキミも友だちだ!」

だから戦い終わった後、
ウルトラマンから握手を求められたキングジョーには
ちょっぴりグッと来たりした。

その一方で、
謎の悪者、「メカザム」というプレデターみたいなヤツが、
次なる戦いを胸に孤独に去っていく姿にも
強く心を動かされた。

帰り際、
<ウルトラデパート>なるオモチャ売り場にいる時、
5歳くらいの男の子が、そのメカザムのソフビを手に帰っていった。

「お前やるな! 男だな!!」

ぐりぐりと頭をなでたくなったが
ま、やめておいた。




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