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映画『ミリオンズ』 [2010/03]

ケーブルテレビで映画『ミリオンズ』を観た。
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ダニー・ボイル監督のクリスマス映画。
小学生の兄弟、その弟のほうが主人公。
聖人の幻だか、幽霊だかが見える6歳か7歳くらいの弟。
彼とその兄ちゃんが、
信じられない額の大金を手に入れたことで始まるコメディ。

泣けた。
まいった。

物語は、まあ読めてしまうというか、
わりと普通に期待した線で進んで行って、
驚きとかはない。

ないからこそ、少年たちやその父とかが見せる表情が
心の中に伝わりやすい。

感動というのは、
ちょっとした意外性、ショックがないと生まれにくいものなのだが、
あえてそこんところは我慢して、
ガキでもわかる展開でじんわり攻めてくる。

『トレイン・スポッティング』のダニー・ボイル監督が
優しさをあけっぴろげにしたことに感心した。

大人が純粋さを見せる時には、
天然なんてもので勝負するのではなく、
優れた技術による確信犯になるべきなんだよなあ
と思った。




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