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萩原健一コンサート [2010/11]

ショーケンのコンサートを観た。
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中野のZEROホール。

歌うというか、
パフォーマンスするショーケンを見ながら、
昔、取材させてもらった緊縛師のことを思い出していた。

5年前に亡くなってしまった明智伝鬼さん。

狭いマンションの一室。
十数名の客を前にSMショーが始まる。
とても丁寧に、だけどすばやく縄で縛られていく女性。

ぐっ。
ふわっ。
天井の滑車につないだ一本の縄を引っ張った瞬間、
亀甲縛りされた女性が宙に浮く。

おおおっ。
今、俺は、奇跡のようなものを見てしまった…!
その時の感動みたいなものは今も忘れられない。

ショーの後、少し話を伺ったのだが、
もっぱら、内容は愛の話。

縄という道具への愛。
そして、縛る相手への愛。

他人のことをあれほど大切に思っている人に
会ったことがない。

ショーケンのコンサートは大変盛り上がり、
そして、理由がよくわからないまま
とにかくカッコいい、面白いなーと思いながらアンコールへ。

最後の曲、というか熱い叫びは
三本締めならぬ、四本締めで終わった。

そして、ショーケンの挨拶。

「みなさん、日本の未来のために
 明日という一日を懸命に生きていきましょう」

俺たちへのエールだった。

客出しの音楽、
ショーケンが歌う『君が代』を聞きながら、

男ってのは、
マジメに変態じゃないと、
カッコよく生きられないんだな、と思った。

いっしょにコンサートに行った漫画家は、
「やっぱ不良が必要なんだよ、ニッポンには」
と言っていた。

“不良”と“変態”、
どっちも足りなくなってないか、
オリって男はよ~。


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