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『ゴッドファーザー』と日本人イヌイット [2011/09]

自称も含む…のだが、
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仕事のできるお父さんはけっこういる。
仕事が大好きなお父さんも時々いる。
けれど、仕事することの喜びを
家族に伝えられるお父さんはなかなかいない。


映画『ゴッドファーザー』シリーズをDVDで観た。

パート1とパート2は再見。
パート3は初見。

パート1とパート2を観たのはもうずいぶん前のこと、
たぶん20年以上ぶりだと思う。

今回、観て、思った。

20代の時に観た時は、
俺、なんにも観てなかったんだなーって。

この映画シリーズはタイトルまんま、
“父親”の物語。

実の息子や娘の“父親”として、
あーんど、マフィアファミリーの“家長”として、
苦難と闘い、生き抜いていく
“二人の父親”の映画。

前に観た時は、
偉大なる父親にとって、
“未熟な子供たちは人生の障害”
でしかないように感じた。

けれど、そうではなかった。
父親にとって、
“未熟な子供たちこそが人生の原動力”
なのだ。

それがこの映画のテーマ。


『ゴッドファーザー』を観た数日後、
NHKでやっていたドキュメンタリー、
『日本人イヌイット 北極圏に生きる』
を、たまたま深夜に観た。

氷の大地・グリーンランドで
猟師として生きる親子三代のルポ。

おじいちゃんである一代目が62歳の育男さん。
その息子で、今は2男1女の父親が二代目のヒロシさん。
三代目は、8歳くらいの男の子でイサム君。

アザラシを撃ち、そのレバーを生のまま食べ、
渡り鳥を網で取り、取ったらすぐに心臓をつぶす。

猟師の仕事、生活を教える父親、
二代目ヒロシさんのイサム君を見る目が、
優しくてたくましくて、
とてもとてもうらやましくなる。

子供に生き抜くことの喜びを教えているからなのだ。


『ゴッドファーザー』ほどではないけれど、
父親はけっこうつらいこともある。

子供を育てるのは面白いことだけど、
同時に苦悩もつきものなのだ。

迷ったり、失敗したりして
子育てパワーがなくなってきた時には、
たぶん、
日本人イヌイットの父親たちと子供の
真っ黒に日焼けした笑顔を
思い出すと思う。


父親のついでに母親の話も。

自称、きれいなお母さんはまあまあいる。
かわいいお母さんもたまにいる。
だけども、愉快なお母さん、
ってのがめったにいないんだよなー、これが。



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