SSブログ

日産・ノート [2013/01]

漫画の打ち合わせをしているときに
朝ごはんの話になった。
robokon.jpg
理想の朝食って、どんなもんだろうか?

なんとなくイメージはあるんだけど、
これっていう決定版にはなかなか至らない。

白いご飯があって、
味噌汁があって、
お漬物があって、
鮭か鯵か秋刀魚かなんかの干物があって、
パリッと焼いた海苔があって……

そんな話には落ち着いたのだが、
実際はそんな完璧な朝飯を作れてはいない。

メニュー構成も、実は
長男の給食と被らないように…
とか
次男のお弁当のおかずにアレンジできるように…
とか
別路線からのプレゼンが結構あって、
朝食単独で理想を追ってないのが現実だ。

第一、
朝飯をそんなにゆっくり味わう暇もないし。


クルマ選びの考え方のひとつに
“朝食を選ぶような感じ”
というのがあると思う。

ゴージャスなディナー的なクルマではなく、
毎日乗って飽きない、
しかも合理的で経済的で疲れないクルマを運転したい…
そういう考え方。

日産のノートは
まさにそういう思想が感じられるクルマだ。

普通に乗りやすい、
運転しやすい、
結構幅広い人数を乗せられる、
若者も年寄りも大丈夫、
そんな作りだなーと感じながら運転した。

で、そんでもって
どうもしっくり来ない感じの運転感だった。

クルマの大きさが
思ってるのとなんか微妙に違う気がする…

上手く曲がってるつもりだけど
ちょっとずれた線を走ってる気がする…

後ろに乗ってる子どもたちは
どうも楽しくない顔をしている気がする…

みたいな、違和感があるのだ。

これはひとえに
様々な対象に合わせすぎているのが
原因なんじゃないかと思う。

デブも痩せも、
男も女も、
青年もおばあさんも、
朝飯を食べるように作られたクルマ。

だから、逆に
ドンピシャと感じづらい、というか。


朝ごはんには、
自分で作るうちの朝飯以外にもいろいろある。

温泉旅館の豪華な朝食とか。
喫茶店のモーニングとか。

そして、
よその家で食べる朝ごはんというのもある。

日産のノートはコレだなと思った。

友人の家とか、
恋人の家とか、
今だったら故郷の実家もそうなのだが、
そういうところで出される
朝ごはんにはなんとなく違和感を感じる。

この味付け薄すぎないか…

なんで味噌汁の具がさつまいもなの?

ちょっとご飯がやわらかすぎない?

そんなに大盛りにしてくれなくていいのに…

なんてことを心の奥で考えていて、
どうも純粋に味わえなかったりする。

よくわからないが、
新婚の夫婦とかもそんな違和感を持ちながら、
朝食を食べていたりするのだろう。

ただ、これはこれで
大いなる愉しみとも言える。

こんなに具だくさんの卵焼きは食べたことないよ!

あらっ、冷やっこに辛子って合うんだね!

セロリのぬか漬って結構いけるじゃん!

こういうのが相方のうちの朝飯なのかあ…

みたいな。

だから、ノートは
俺にとってわりと好きな朝食である
とも言えた。

ちなみに、
今まで一番うれしかったよその家の朝食は、
チーズあげが出てきた朝ごはん。

まさか、
朝飯にチーズあげが出てくるとは思ってなかったので、
ビックリしながらも
うまいうまいとむしゃむしゃ食べて、
超ラッキーな朝だった。

たぶん、
普段の朝飯には作らないと思うのだが、
久しぶりに帰ってきた息子と
その友人のために
巻いて、揚げてくれたのだろう。

あの朝ごはんを思い出しながら
そろそろ寝るとするか。

明日の朝ごはんは何にしよっかな。




nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。