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日本ダービー [2008/05]

山田優と、小栗旬で「優駿」。

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つーことで、二人の交際に今年のダービーのヒントあり!
と考えていたんだけれども……

「優駿牝馬」、別名オークスは、
まさに山田優を表すような名前の「背の高い虞美人草」=トールポピーが
斜行しながらも勝ったわけで。

となると「東京優駿」、いわゆる日本ダービーは
小栗旬的な馬が勝つんだろうな、
と思いながら馬柱を見ているわけですが。

JRAのコマーシャルで佐藤浩市がつぶやいてます。
「オグリキャップ…シンボリルドルフ…」って。
そのオグリキャップという名馬が小栗旬が示している暗号ではないかと、
まあ普通そう考えますよな。

で、今年の日本ダービー、オグリキャップ的な馬はどれ?
ってことになって。

◎ディープスカイ
 オグリキャップが勝った毎日杯、ニュージランドトロフィー(現NHKマイルに相当)に勝利している。
 そして何より出身が「笠松」である。
 つっても「笠松競馬場」じゃなくて「笠松牧場」だけど。

〇サクセスブロッケン
 ダートで勝ってきて芝に挑戦! ってとこが、ま、オグリキャップ的。
 そして何より名前が「ブロッケン」である。
 「ブロッケン」といえば「ブロッケンの怪物」。
 オグリキャップは「芦毛の怪物」。

▲レインボーペガサス
 オグリキャップが中央で初めて買ったレースがペガサスS。
 そして何よりオグリキャップの騎手といえば安藤勝巳、のような気がするんで。

という印になったんだけども。

なんかしっくり来ないんだよね。
人気どころで馬券的にも面白くないし。

一応この三連複くらいは勝っておきますが、
最後は違う馬券で勝負すると思います。
パドックで馬見て。

JRAのコマーシャルで
「なんでこんなに馬ってきれいなんだろう」
みたいなことを言ってますが、
オグリキャップはパドック映えのしない芦毛なので、
決してきれいな馬ではなかった気がします。
迫力はすごかったけど。
お尻とかパーンと四つに割れてて。

あ、アドマイヤコマンドの騎手、川田将雅(かわだゆうが)は
山田優(やまだゆう)と、ちょっぴり名前が似てますね。
そうでもない?


『少年チャンピオン』 [2008/05]

2008年5月31日土曜日。
昨日のニュース。小学館が週刊ヤングサンデーの休刊を正式発表。
連載漫画がどうなるのか…という読者からの問い合わせがいっぱいとのこと。

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『少年チャンピオン』2008年6月12日号 No.26 秋田書店 250円

子供の頃、漫画といえば『少年チャンピオン』だった。
『ドカベン』『がきデカ』『マカロニほうれん荘』『ブラックジャック』うんたらかんたら。

この前、漫画の打ち合わせしてて、アイディアを出し合ってて、
「さすがにこんなアイディアは読者もついてこれないんじゃないの~」
とか話してたんだけど、
なんとなく『がきデカ』を見てみたら、同じネタが描かれていてびっくりした。
こまわり君の生き様が、知らないうちに脳髄の奥に刷り込まれているのだ。

「お米一粒には七人の神様がいる」
同世代の人なら、なぜかみんな知ってる言葉なのだが、
これも『ドカベン』のじっちゃんがそう語ったことの影響かもしれない。

そんな栄光の時代があった『チャンピオン』だが、
現在は少年誌界のチャンピオンを目指しているというより、
とにかくいろんな分野で
<チャンピオン>になろうと戦ってる人を描く漫画が並んでいる。

その<チャンピオン>を狙っている分野は、
『バキ』の格闘技、『浦鉄』のギャグ、そして『鉄鍋のジャン』の料理などなど、
多岐にわたっていて、中には
「何のチャンピオンを目指しているのか読解できない」
という場合もあり、
んだもんだから本気なのかギャグなのかわからなかったりして
けっこう楽しい。

さて、『ドカベン』は現在スーパースターズ編なのだが、
今週は、先週結婚した岩鬼と夏子はんの甘い新婚家庭にオジャマ、
と思ったら、殿馬も結婚していたというお話。
殿馬の相手の<マドンナ>という女性が、誰なんだかわからず、
ちょっと寂しくなったのはおいといて、
『ドカベン』はどんな分野でのチャンピオンを目指しているのだろうか?

まさか、登場人物たちがみんな結婚する漫画、
というような分野じゃないだろうな。
で、生まれる子供の数のチャンピオンとか。

なんにせよ、『週刊チャンピオン』が
いつまでも休刊しないことを祈るだけです。

『ヤングジャンプ』 [2008/05]

2008年5月29日木曜日、ふたたび。
この前のニュース。サッカー日本代表、パラグアイと0-0の引き分けでキリンカップ優勝。
観客動員が、伸びない。日本代表試合なのに、人気がない。
馬鹿みたいなサッカーフィーバーの時代は終わったということか?

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『週刊ヤングジャンプ』2008年5月29日発売 NO.26 集英社 300円

すっごく久しぶりに買って読んだ。
思っていたイメージとかなり違っていた。
感想は一言で言うと、こんな感じ。

「なんか楽しそうな高校だなー、ちょっと入学してみたいなー」

まったく個人的な経験から思ってることなんだけど、
<高校>というのは、男子の人生で一番、ショックを受ける場所だと思う。
自分自身の立場を見直す、というか。

東京とかの都会だと違うんだけど、
地方の進学システムってのは次のような感じですよね。

小学校は、自分の近所にある子供の公式集合場所。
(ここで、男子は、集合体の中での自分なり生き方を初めて模索する感じ)

中学校は、その小学校がいくつか集まった大型集会場所。
(範囲が広がって、集団が大きくなることで、集団内での立ち位置が決定する感じ)

で、高校なのだが、その前に受験があるわけですよ。高校受験。
この受験で、人は初めて<学力ランク>により階級分けされて、
その<階級別>に集められるわけですね。

それまでの学校では、勉強のできる神童も、鼻をたらしたアホヅラくんも
なにからなにまで一緒くたに生きているんです。
だから、集団内での立場や役割が確定しやすいんですね。

俺はとにかくエースで4番のキャプテンだ! とか。
目立たないようにしているけど、すべてをコントロールするのは私なのだ…とか。
カンケリでなぜか捕まえてもらえない味噌っかすなんだなもう、とか。

ところが、<階級別>に集められた高校では、
それまで築き上げてきた、あるいは築き上げられちゃった公的立場が
木っ端微塵になったりするんですよ。

中学までは学年一の秀才だったのに、高校では下から数えて3番手。
絶対大受けギャグマシーンのはずが、前座にも出れない楽屋芸人。
パシリ人生まっしぐらだと思ったら、喧嘩上等、命令しなきゃならないリーダーに。

なんて現実が迫ってきたりしちゃう。
しかも、昔からの友達は少ないし、集まる連中の生息地域は広くなってるわ、
同じ県で生まれ育ったとは思えないほど言葉使いが違ったりで、
自然に緊張せざるを得ない状況になる。
自分の個性を生かす立場・役割を、無意識のうちに再確認させられるわけです。

そこで、悩める男子高校生たちは

「俺が一番楽しいことはコレなのさ! すげえだろ!!」

なーんてことを同じ高校の仲間に自慢しちゃうんですよ。バカだから。
自分の個性を再構築するために。
で、これには意外と嘘がなかったりするんですよ。バカで無邪気だから。

自慢じゃないけど、アイドルについては負けないぜ! とか。
ゲーセンでギャラクシアン、半日ゲームオーバーしないのさ、とか。
サッカー部の練習で、隣の女子高まで走って、キャーキャー言われたぜー、とか。

ドキドキしたりわくわくしたりしてる日常を
自然にニヤニヤしながら発表しちゃってる。
そんな奴らがわりと集まってる高校だなーと、
ヤンジャンを読んでて思ったわけですね。

この『ヤングジャンプ』という学校に集まった人たちに<階級分け>の受験があったとするならば、
<自分ドキドキ>試験というか、
自分の一番楽しめるものをわかっているのか、
それを他人にも伝えることができるのか小論文、みたいな感じでしょうか。

だから個性的な漫画が多いんだと思う。
情熱の源が全然難しくないし。

現在のサッカー日本代表チームに入るよりもわくわくしそうだな。


『スピリッツ』 [2008/05]

2008年5月29日木曜日。
昨日のニュース。新宿歌舞伎町の<新宿コマ劇場>が年内で閉鎖。
学生の頃、まだ歌舞伎町がナンバーワン繁華街だった頃、
とりあえず、コマの前に待ち合わせしたりした。
閉鎖の前に、一度は観に行きたい。やっぱサブちゃんかなあ。

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『週刊ビッグコミックスピリッツ』2008年6・9号 No.28 小学館 280円

同じ小学館の青年誌、ヤングサンデーの休刊話では、
スピリッツとの合体なのか、吸収されるのか、それとも関係ないのか!?
なーんてことが、まあ、ネットなどでも語られている今日この頃。
その真偽は別にして、スピリッツをとりあえず読んでみる。
送られてくるので毎週読んでるんだけど。

釈由美子が表紙を飾ってるから……
という理由ではないのだが、印象として思った。
「いやはや真面目な本だなあ」って。

いや、釈由美子ほど自分に厳しく真面目なわけじゃないと思うんだけど、
態度というか、面構えというか、外面というか、
「けっこう難しい内容なんだけど、がんばって描いてるんですよ」
という漫画家や編集者たちの自分メッセージが感じられるのだ。
だから、内容を楽しむ前に、登場人物に感情移入する以前に、
作者に共感しなきゃならない気分になる。

どちらかといえば、これは損だと思う。

一つには、漫画はヒマツブシで読む人のほうが多いから。

もう一つには、漫画家という仕事、あるいは
“何かを作るという仕事”に密かな憧れを持つ余裕が、
読者である日本人に減ってしまったから。

約20年前、漫画バブルでスピリッツがイケイケだった頃。
面白いものを描いている漫画家は、
自分たちの地続きにいた感じがした。
しかも、自分にはなかなか行けないステキな場所、珍奇な場所に
先走り汁出しながら走って行ってる
ちょっとしたヒーローのように思えていた。

だから読み手にも、出版社にも、漫画家自身の間にも、
新しいパワーを求めているムードが蔓延していた。
ちょっとくらいヘタッピでも、笑って許して楽しめていた。

だが、今はなかなか許してくれない。

「自分自身の個性を出すのはいいんだけれど、
 娯楽として完成度を上げてくれなくちゃなあ」

というような声が、普通にネット上で書かれる時代。

読者の漫画に対する要望が、
とっても狭いものになっている時代だから。
悪循環。
それに対応しようと、漫画自体も自由を失っていく。

吉田戦車の漫画や、『団地ともお』、
『アフロ田中』に『竹光侍』なんかが人気があるのは
その完成度の高さにあるんだな、
改めてそう思った。
あと『パギャル!』も、ある意味完成度が高い。
読者に何を楽しんでもらいたいか、
自分に何が描けるのか
ということが非常にハッキリしているという点でだけど。

なーんてことを分析しちゃってると、
ますますコマ劇場の公演が観たくなってきた。
歌って踊ってお芝居する最高のエンターテイナーに
やんややんやと拍手して、お弁当食べて。

『北島三郎特別公演
 国定忠治/北島三郎大いに唄う』
は9月2日から30日だそうです。


『ヤングマガジン』 [2008/05]

2008年5月26日月曜日。
昨日のニュース。オークスでトールポピーが優勝。
池添騎手は内に切れ込んで他馬の走りを妨害したため2日間の騎乗停止に。
でも降着にはならなかった。

「オークス馬の格みたいなものはこの馬以外にはない!」
てな感じで、
三連単の頭に決めうちで置いて馬券を買っていたのだが、取れず。
やっぱり単勝勝負にするべきだったか。

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『週刊ヤングマガジン』2008年6・9号 No.26 講談社 300円
 
ヤングサンデーの休刊話でいまいち落ち着かない日々。
周囲もザワザワとあわただしい感じ。
十数年前、週刊化のキャンペーンで、
ダンボールで作った“デコチャリ”を持って日本全国を回ったことなどを思い出す。
ま、怒ったり、愚痴ったり、おセンチになっててもまるで無駄なので、
この機会にいろんな漫画雑誌を買ってみようと思った。

まずは本日発売、ヤンサンのライバル誌『ヤングマガジン』。

と思って買ったのだが、これが大間違い。

ライバル誌ではありませんでした。

同じ<ヤング誌>ではあるけれど、戦ってる競技が違いました。
ヤンマガがボクシングなら、ヤンサンは野球。
もっと近い感じで言えば、ヤンマガが闘鶏で、ヤンサンがソロバン大会。
だから、ファン層も違えば選手も違う。

だからヤンサンで描いている漫画家がヤンマガで描くのは難しい。
ヤンサンに持ち込んでいた新人がヤンマガで挑戦するには壁があると思う。
もちろん、ソロバンが得意な鶏も世の中にはいるかもしれないけど。

ただし、花が足りないのはどちらも同じ。
ヤングサンデーがバントのうまい2番打者をそろえた感じのチームであるとすれば、
ヤングマガジンは世界チャンプのいないボクシングジム。
たまたま今号、メインイベント級の連載が休みだったのかもしれないが。
逆に考えれば、とんでもないスターが生まれる前夜なのかもしれないが。

ヤンマガでは次週より、古谷実の新連載が始まるそうである。
驚くような選手であることを期待したい。

今年のオークスは混戦と言われていたが、
別の言い方をすれば抜けた馬がいなかった、ように見えていたのだ。
サラブレッドの場合、「格」というのは「狂気」の度合いで決まる部分があると思う。
特にクラシックでは。
脚が折れるかもしれない……
その一線を超えてしまいそうな馬が持つ「風格」というか。

威風堂々、狂気を発する漫画が読みたいと思う。


中野駅にて [2008/05]

朝起きたら、子供が幼稚園に行きたくないと言った。
手を噛まれたり、おもちゃを取られたり、
「いろいろ大変なんだよ」
やっと外的圧力を感じ始めたらしい。

さてそんなとき、親はどう対処すればいいのだろうか?

一、いいよいいよ、行きたくなければ休んじゃいなさい。
二、バカヤロウ、壁に立ち向かわんで、この先生きていけるか!
三、おいしいお弁当作ったから、食べるためにとりあえず行ってみれば?

正解はどんな雑誌に載っているのだろう。

中野駅で総武線から東西線に乗り換えるとき、
総武線の運転士を見たら、なかなかきれいな女性だった。
このまま総武線に乗って、そのハンドルさばきを見ようかなと一瞬思った。
どうせ東西線乗るなら浦安まで行って、
ディズニーランドで遊んで、
寿司でも食べて帰りたいなとも思った。

子供がまた幼稚園に行きたくないと言ったら、
「じゃあディズニーランドでも行くか」
と言ってしまうかもしれない…。
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『CIRCUS』2008年6月号 [2008/05]

2008年5月14日水曜日。
昨日のニュース。千葉ロッテマリーンズの新人投手・唐川侑己が3戦3連勝。
この3月までは高校生だった18歳。
3戦24イニングで四球が1だって。制球力というより精神力がすげえ。

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『CIRCUS』月刊サーカス 2008年6月号 KKベストセラーズ 680円
●大特集「すべらない結婚」
●第2特集「25~35歳の貯金白書」

なんか古臭い雑誌だなあ。というのが第一印象。
いやべつに、けなしているわけじゃなくて。
20年くらい前の感じ。
雑誌がまだ若者の文化を、特にサブカル部門を引っ張ってた時代の匂いがする。

特集の「結婚」も、
一応「みんなホントは結婚したいんだ、でもできないんだ、じゃあ何をすればいいんだ」
というようなテーマで、なんつーか『SPA!』風な今どきテキストのりなんだけど、
「でも結婚なんかできなくたっていいんじゃないの」
という本音というか、心積もりがちらほら感じられる。

大槻ケンジにピエール瀧などのコラムやバカ写真、
トータルテンボスらによる<楽勉DVD紹介>、
それにハンバーガー食べ比べ特集なんかを読んでいると、

「この雑誌は『宝島』だろ、カラーになって大判になった頃の。
 あれを作ってた人や読んでた若者が作ってるんだろ、これ」

と断言したくなってしまう。
そういう雑誌がコンビニの棚にまだ並んでいるのが
ちょっとうれしくもあるのだが。

まー久しぶりに、暇つぶしらしい暇つぶしができる楽しい雑誌だったので
ぜひ発行し続けてほしいなと思ったのだが、
なにより、この680円という高めの値段を払っても
読み続けたいと思ったのが、南野陽子の対談であった。

<NANNO PRESENTS 賢者の贈り物>という連載で今回が16回目。
対談、というより南野陽子によるインタビューなのだが、
これが素ん晴らしく面白い。
今回の相手は、元ブランキー・ジェット・シティのロッカー・浅井健一。

天然。大物。さすがは若くして頂点に登りつめた超人気アイドルである。
南野陽子のインタビューは大胆不敵、
決して相手に迎合することなく自分のペースで進んでいく。
時には相手とかみ合ってなかったりするのだが全然気にしない。
もともと、相手のことをよく知らないまま話をしてるんだから。
でも結果、ピントがぴったり合って相手の感情にタッチしている。
お見事である。

で、思った。
20年くらい前、『宝島』を読んでた頃、
バンドマンや劇団員、自主映画なんかを作っていた俺たちは

「いつか自分の作りたい音楽とか芝居とか映画とかやってやる。
 で、有名になってやる!!」

みたいな気持ちと同時に、

「雑誌とかで南野陽子にインタビューされてみたい…」

と密かに思っていたんじゃないかと。
自分でも意識しないうちに。
もちろん、インタビューアーは南野陽子じゃなくていいんだけど。
<タモリ倶楽部>に出てみたい、でもいいんだけど。
そういう小さな野望というかイメージが載っていたのが
あの頃のサブカルっぽい若者雑誌だったのではないかと。

がんばれ『CIRCUS』!
がんばれロッテの高卒ルーキー!
終わらないのがファンタジーでしょ。


『地球温暖化/人類滅亡のシナリオは回避できるか』田中優 [2008/05]

2008年5月13日。
昨日のニュース。中国大地震。死者1万人近くの報道。
ミャンマーでは先週のサイクロンで死者・行方不明者10万人。
日本には季節はずれの台風が来ている。秋みたいに寒い。

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昨日はいろんなことがあった。
長男が幼稚園に初めての弁当。
ずっと仕事してきた漫画雑誌が存続ピンチの話。
そして、冷蔵庫が壊れた。

田中優著『地球温暖化/人類滅亡のシナリオは回避できるか』
(扶桑社新書 定価700円)を
読んだのは、まあ仕事のため。
前半は『不都合な真実』と同じ感じなので、
ショックを与える部門というか、まあ言わば導入なのだが、
中盤から後半が面白かった。

理念とか思想とかじゃなくて、雑学ネタ的に。
ブルーベリーの話とか、キャパシタの話とか、エコキュートの陰謀話とか。

で、冷蔵庫を買い換えたいなあと思ってたら、
冷蔵庫が壊れたのね。
冷凍部から氷が溶け出して、床がビチャビチャ。
うちの台所温暖化状態。

この危機を脱出すべく冷蔵庫を買うことになったのだが、
でかい冷蔵庫は置く場所が難しかったり、玄関から入らなかったり。
頭を悩ませながら、ある程度の着地点は見つけた。
で、まあたいしたピンチじゃないけれど、
こういう壁に対して前向きに対決するための何かって
あらためて重要だなと思った。

「いや、俺はこのまま普通に描き続けるから。
 いい方向に進むって信じてさ」

自分が漫画を連載している雑誌の危機を聞いて、
その漫画家はあわてなかった。
その返事は予測はしていたけれど、
実際横で聞いていて、とてもナイスな返答だと思った。
怒りと失望で落ち込んでいた編集者も少しは元気付けられたと思う。

なんていうかさ、
地球規模の話と、仕事の話と、子供の弁当の話を
いっしょにすると怒られそうだけど、
帰宅して、洗わずにとっておいた空の弁当を
子供が得意げに見せてくれたことは、
結構勇気をくれました。

「とうちゃん、おいしかった。また明日もよろしく」


脳の不思議 [2008/05]

2008年5月8日木曜日。
昨日のニュース。で、発覚した芸能記事、
「小栗旬と山田優、交際」
というのがなぜか気になって仕方がなかった。
心に引っかかっている魚の骨というか。

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小栗旬に関しては、
ずっと別の俳優と見分けがつかなくて困っていたが、
最近DVDで『キサラギ』を観て、
面白かったので、好感は持ち始めて、やっと顔を覚えたところなんで、
でも別にファンとかいう感じじゃないし。

山田優は、
「すげえプロポーションよくて、
 すげえ歌うまくて、
 すげえダンスがうまいんだよ!!」
と、以前、40歳を越えた友人二人が叫んでいたことばっかり印象が強くて、
全然好きとか嫌いとかなくって。

なのになんで気になってんだろう……
日刊スポーツの小さな記事を眺めていて、気づいた。

山田優と小栗旬が並んでいて「ゆうしゅん」なんだと。
字は違うけど「優駿」なんだと。
今年の日本ダービーはこの二人の熱愛に秘密があるはずだと。
俺の脳は、俺にそう告げているらしい。

了解!
ダービー当日までに、秘密を解き明かしてやるぜ!!



『毎日かあさん』西原理恵子 [2008/05]

2008年5月6日火曜日。
最近のニュース。最高ランキング世界4位のテニス選手、
伊達公子あらためクルム伊達公子が現役にカムバック。
岐阜で行われたカンガルー杯という大会で準優勝、ダブルスでは優勝した。

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ゴールデンウィーク終わる。
基本的には5月の3、4、5、6日の4日間が暦の上では連休。
3日は憲法記念日。次男の名前である<青葉賞>をテレビ観戦した後、
地元の井の頭公園へ。雨上がりの空にシャボン玉を飛ばす。
4日はみどりの日。府中の東京競馬場、競馬博物館で長男が馬ロボに乗って勝利のガッツポーズ。
その一方、父の馬券は天皇賞など惨敗。
5日はこどもの日。鎌倉から江ノ島へ。あまりの混みようにびっくり。
初節句の次男、初めて海に立つ。
6日は振替休日。神代植物公園で一日遅れの柏餅を食べた後、味の素スタジアムへ。
FC東京は連戦の疲れかボールがつながらず名古屋に0-1負け。

というような連休の間に読んだのが西原理恵子の『毎日かあさん』。
1巻から4巻まで。
毎日新聞で連載している漫画である。

サイバラさんと、その息子と、その娘と、元旦那が登場人物。
描かれているのは子育ての日常。親子の劇場。夫婦の愛情。

笑ったり、泣いたり、「くくく、バカすぎー」と苦笑したりしながら読む。
共感のビッグウェーブがざざざざーんとやってくる。
うちといっしょだとうなづく。
子育てに疲れてるのはうちだけじゃないんだよねと慰められたりもする。
で、そうしている間に子育てで凝り固まった肩や腰がほぐれる。
んで、子供といっしょに生きるってしあわせだなーと感じる。

この漫画の魅力は絵ももちろんあるんだけど、
サイバラさん自身のまっすぐさが肝心要。

5年位前、高橋留美子先生が言っていたのだが、
漫画家にとって大切なのは<体力>、
そして<道徳の規範>のようなもの、だと。
それを持っていないと、悪のキャラも良いキャラも描けない。
物語を構成するためにも<道徳>は持っていたほうが得だと。
あと、<漫画を描くのが好き>なことがやはり大事。
そんなことを言っていたのを思い出した。

そして、生きる道しるべ、道徳観みたいなものは、
ギャグ漫画を描くに当たっても必要なのだなーと読んでて思った。
だから読者は素直に笑ったり泣いたりできるのだ。
そういう意味でサイバラさんは
この『毎日かあさん』で、
自分の根本的な人間性をパパパパーッと解放できているのかもしれない。
叙情派な部分もあって涙が止まらないとこもあるけれど、基本はギャグだし。

さて、笑ったり泣いたりして連休疲れを解消してところで、明日からはまた幼稚園。
7時に起きて、ご飯を作って、ご飯を食べさせて、歯を磨かせて、仕上げ磨きをして、送り出す。
来週からは、待望のお弁当つくりも始まる。

今日の伊達公子は福岡国際女子テニス、ダブルスで初戦敗退。
だけど、好きなことができるしあわせを実感している毎日だと思う。

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