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『ハンコック』 [2008/07]

映画『ハンコック』の試写会を観に、
六本木一丁目から神谷町のほうに行く途中、
4本電話がかかってきて、
そのうち3本は仕事の話で、
わりと順調に行ってる感じの気持ちが楽になる話で、
で、映画を見たら、笑って泣けて楽しい90分で、
なかなか愉快な午後だったのだが。

hancock.jpg
残りの一本の電話というのが、
4月位に一回会った若者が
「会って飲みながらでも話をしましょうよ」
という突然のお誘い。

なんだかよくわからないまま、夜に会う約束をして。
子供を寝かせてから吉祥寺の街へ。

この若者というのが俳優さん。
映画俳優の27歳。
なんで誘われたのかも結局わからなかったんだけど、
その俳優の話というか、今までの生き方が面白くて、
すっかり好きになったんだけど、
別れ際に、うちにも遊びに来てくださいよというお誘い。

「そういえば人の家に行って飲んでねえなあ」
握手をして別れたあと思った。

20代前半の頃、
毎日のように友達の家に行って飲んでいたことを思い出し、
その理由を考えた。

たぶん、自分の世界に境界線を引きたくなかったのだ。
もしくは、誰かの世界に足を片っぽ入れることで生じる
不安定さを楽しんでいたのだ。

俳優は、現在、父母姉と3DKで4人暮らしだとのこと。
父ちゃんはニートで、母ちゃんはへそくり上手で、姉ちゃんは歌がうまいらしい。

立ってる場所の不安定さこそが、
知らなかった道へ一歩足を踏み出すための武器かもしれない。

人のおうち訪問、マイブームにしたいなあ。
渡辺篤史のDVDでも借りてくるか。
それは趣旨が違うか。
つーかDVDになってないか。

と思って調べたらDVDになってました。


へんてこライオン [2008/07]

2008年7月6日日曜日。
本日のニュースは知らないが、明日からは洞爺湖サミット。
今夜は前夜の晩餐会かなんかあったのだろうか。
あったとしたら何を食べたのか気になるなあ。

hentekoraion.jpg
『へんてこライオン』長新太

えー、最近何かとストレスがたまることが重なって。

例えば、何かの記事の構成について、
「そういうのはヤンサンとかでやればいいことで」
なんて、同じ会社の別の雑誌の編集者に言われたりすると、
もう、悲しいほど脱力してしまうんだけど、
「うん、人のことは所詮ひとごとだもんしょうがないよね」
とか、無理やり自分を落ち着けようとして
それでストレスがたまるんだけど。

そんな中で、元気をくれるのが
『へんてこライオン』シリーズ。
長新太さんの絵本。

図書館で子供といっしょに借りてくる。
カブトムシやクワガタの本といっしょに。
だいたい寝る前に読む。
すごく楽しい。

このへんてこライオン、いろんなものに変身するんだけど、
何に変身するかわからない。
いや、予想しながら読んでるわけじゃないんだけどね。
ただ、目の前のライオンが変身するのを見て、
びっくりしたり笑ったりするだけなんだけど。
その感じ。
目の前の出来事をあるがままに受け入れられるのがとってもうれしい。
たまんない。

こういう絵本はついつい手元に置いておきたくなって
買いたくなってしまうんだけど、
図書館で借りたほうがやっぱり楽しい。
たぶんそれは、
いろんな子供や親やただの絵本好きとかが同じ本をめくって
クスクス笑ったりしてるのが感じられるからだ。
なんとなくだけどね。
今日借りたのも、微妙に痛んでいて、愛おしくなった。

うちの長男はへんてこライオンも好きだけど
『ムニャムニャゆきのバス』も好き。
ベェーベェーっとブザーを鳴らして、
心の中であっかんベェーをしたりしながら
明日もがんばりましょう。


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