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ダービー [2011/05]

もうすぐ、ダービー発走。
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昨晩は20年来の仕事仲間の結婚パーティーだった。

ミホノブルボンの取材にもいっしょに行った。

フランスワールドカップにもいっしょに行った。

残念だったのは、
<男に生まれてよかった!>
という企画が実らなかったこと。

男に生まれてよかった!
と思えるような結婚生活を送ってほしい。

さて、オルフェーブルを見ていると、
いつも一頭の馬を思い出す。

サッカーボーイ。

栃栗毛の天才児。

オルフェーブルやナカヤマナイトの毛色は、
サッカーボーイとおんなじ
ディクタスの血の影響だろうか?

サッカーボーイのダービーは惨敗だったが、
黄金に光る馬体は
ゴール前スタンドを飛んでくるのだろうか?



ラブレター [2011/05]

ふと気がつくと、
昨日は初恋の人の誕生日だった。
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そのおんなじ日、
ただの偶然なのだが、
長男が初めてのラブレターをもらった。

今週、長男は小学校で給食当番なのだが、
その女の子が小食なのを知っていて、
おかずの盛りを少なくしてあげたらしい。

したら、彼女は
いつも食べきれない給食を食べきることができ、
いつも食べられなかったデザートを食べることができて、
とても感激して、ラブレターを書いたとのこと。

親も読んでいいとのことなので読ましてもらったのだが、
これがかなり熱烈で、
親たちがこっぱずかしくなるような文面だった。

で、長男はさっそく昨晩その返事を書いたというので、
今朝、読ませてもらった。

うはははは。

書かれている内容は、クイズだった。

女の子と男の子のあまりの温度差に笑わせてもらった。

今週は日本ダービー。

約一年間の想いを込めて、
馬券という名のラブレターを書く日。

誰に、どんな手紙を出そうかなー。



『クジラと生きる』 [2011/05]

NHKのドキュメンタリー番組、
『クジラと生きる』を観た。
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捕鯨を続ける人々が生きる町、
和歌山県太地町の半年間のルポ。

『ザ・コーヴ』という反捕鯨映画が公開された後、
<シー・シェパード>ら反捕鯨団体が太地町にやってきて、
捕鯨漁師達に圧力をかけている様子--
それと、漁師たちとその家族の苦悩が映し出されている。

漁師を挑発し、
その仕事の邪魔をしている反捕鯨団体の人々に対し、
「こいつら、頭にくるほど愚かだなー」
と思いながら、
はっと自分の愚かさに気づく。

仕事をするということ、
生計を立てるということ、
自分とその家族の人生を守るということ、
人間が個人個人で持つ大切なもの…
価値観を理解して尊重すること--

それをひどく軽く考えている自分に気づいたからだ。

例えば、

被災した人たちには、
とりあえず東京でもどこでもいいから住んでもらって、
なんでもいいから仕事をしてもらって、
まずはお金を稼いでもらうのがいいんじゃないか…
なんて軽々しく思った瞬間があるだろ、俺。

漫画家をめざす人に、
どうせ売れないんだったら、
漫画家になるのをあきらめて、
別の仕事に就いたほうがいいんじゃないの…
なんて偉そうに語ったことがあるだろ、俺。

子育てに必死になっている母親たちに、
一生懸命なのはいいけど、
子供たちが大きくなった時に
子離れできなくて困るんじゃないの…
なんて余計なお節介を思ったことがあるだろ、俺。

自分自身に、
べつに今の仕事がなくなったって
俺は生きていける自信があるからさ、
自分の仕事に誇りなんか持つ必要もないし、
まわりの人たちに感謝なんかしなくたって
べつにいいじゃんかよ…
なんて言い訳してたりしないか、俺。

俺は、いったい
何と生きているんだろう。



オークス [2011/05]

今日はオークス。
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この前の水曜日、映画『ブラックスワン』を観た。

長男が小学校、次男が幼稚園に行き出したので、
午前中に余裕ができた。
ので、とりあえず立川まで行って、
時間がいいのを探したら
『エンジェル・ウォーズ』と『ブラックスワン』だった。

ちょっと迷って、
とりあえず『ブラックスワン』にした。

ナタリー・ポートマン主演の
スポ根“バレエ”スリラー。

頂点の座をつかめるのか、
それとも破滅していくのか……

観客はそれを想像して、
ゾクゾクしながら観る映画。

可憐な白鳥と呪いの黒鳥、
両方を踊りきるために必要なものは?

というのが、
ま、ネタといえばネタなのだが、
その答えがわりと普通に
“自分を変える狂気”で、
その狂気を呼び起こすキッカケが
“性欲”だったりするのは、
ま、女性に向けて作ったんだなーという感じ。

愛と性は、女性にとって
一番わかりやすくて、しかも切実なテーマ。

実際、観客のほとんどは中年女性だった。

というわけで、
今日のオークスは自然に
白鳥と黒鳥を探してしまっている。

白鳥といえば、ホエールキャプチャ。
黒鳥は…最も真っ黒な色、青毛のアカンサス、かな?

うーん、
もしも『エンジェル・ウォーズ』を観ていたら、
どんな予想になっていたんだろう?




ヴィクトリアマイル [2011/05]

明日はヴィクトリアマイル。
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百花繚乱。
さまざまな生まれや育ちを持つ馬がそろった。

男勝りの女帝・ブエナビスタと
可憐な王女・アパパネの戦いに注目が集まるところだが、
それ以外に気になる馬が一頭いる。

アプリコットフィズ。

出走馬全17頭の中で、
この馬だけが牡馬と走ったことがないのだ。
生粋の深窓の令嬢なのだ。

このヴィクトリアカップ、
重賞などで男馬と戦って来た経験があるほうが
いい成績を残しているらしい。

ま、そりゃそうだろうなとは思う。

ただ、シンデレラストーリーとしては、
キッツーイ女集団の中でもまれてきて、
いきなり舞踏会に連れてかれてパーッと花咲いたほうが
ハデでいいんじゃないかと思うのだ。

今回勝とうが負けようが、
この先もずーっと、アプリコットフィズには
牝馬限定戦のみの出場をお願いしたい。

小島太調教師、お願いしますよ。


『告発 現代の人身売買』 [2011/05]

『告発 現代の人身売買』という本を読んだ。
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約5時間、
ダラダラ涙を流したり、ため息ついたり、
遠くを見つめたり、拳を握ったりしながら読んだ。

原題は『Not For SALE』。

内容は、タイトル通り、
現代に起こっている人身売買についてのルポルタージュ。
現実の話。

21世紀の今も“奴隷”は世界中に存在していて、
金や権力のために売り買いされて、
悪夢から抜け出せないでいる子供や女性がいっぱいいる。

その一方で、
人身売買された子供や女性を守るため、
そして、人身売買を少しでもなくそうと
闘っている人たちもいる。

この両者の物語が交互に語られていく。

なぜ、彼女や少年少女は奴隷となってしまったのか。
なぜ、彼らは闘いの第一歩を踏み出したのか。

歯ぎしりするような絶望の中でなんとか生きている人間と、
その絶望の中で
なんとか希望を生み出そうとしているヒーローたちの話。

世界のダークサイドを見せるだけでなく、
その暗黒世界に光を灯している人間を取材し、
両側の人間の言葉と闘いぶりを描いていることが素晴らしい。

名著だと思った。

最後、読み終わった読者に対し、
著者は、
「あなたもヒーローになる第一歩を踏み出してください」
と、提案する。

“人身売買と闘うヒーロー”を目指すかどうかはべつにして、
「希望を増加させる人間になりたい」
読んだ人はみんな絶対に思うと思う。

これからの漫画を作り出す
漫画家たちに読んでもらいたいと思った。


NHKマイルカップ [2011/05]

明日はNHKマイルカップ。
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本命不在、混戦のNHKマイルカップ、
となると、恒例のNHK的オカルト馬券--
朝ドラと大河ドラマにヒントがあるんじゃないかと
そんな気分。

今の朝ドラは『おひさま』。
だが、“太陽”的な名前は見当たらない。
では「おひーさま」か?

内田ひー様騎乗のリアルインパクト、
後藤ひー様騎乗のエイシンオスマン、
北村ひー様騎乗のダンスファンタジア、
それに、近藤ひー様がオーナーのアイヴィーリーグ。

いやいややっぱり50周年の大河ドラマだろ。
『江』だから、そのタイトル通り「5」、
5番のマイネルラクリマジャねーか?

いやいや三姉妹の話だから
矢作厩舎の“三姉妹”ならぬ“三兄弟”、
グランプリボスにヘニーハウンド、キョウエイバサラの
どれかが勝つんじゃないかいな?

まてまて、この前の『江』は
“小牧・長久手の戦い”あたりの時代だったらしいぞ、
となりゃ、
小牧騎乗のコティリオンは見逃せないだろうよ。

などなど思考がとまらず、
ケントク買いでも超混戦模様。

そんな中、
注目しているのはプレイの柴田大知ジョッキー。

生産者も馬主も騎手も、
一部の寡占が続いている今の中央競馬会、
この状況で、
柴田大知ジョッキーがG1に乗ってくるとは。

エアガッツのラジオたんぱ賞、
ハルガスミの高崎競馬サマー特別、
などなど
個人的に思い出の多いジョッキー。

明日、競馬場でその顔が見れるかな?


ケツの穴 [2011/05]

ゴールデンウィークの頭、三連休を利用して
福島の猪苗代に遊びに行ってきた。
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往きの東北道は大渋滞。
修復跡や段差、亀裂があって、
郡山までの道のりでも地震の大きさを感じた。

コテージを借りて、
肉やら野菜やらをバーベキューにして食おうという計画。

炭をおこして、
牛肉やら豚肉やら鶏肉やらラム肉やらソーセージやら、
シイタケやら野菜やらを焼いて食べる。

道の駅とか、地元の店とかにも寄って
食べ物をいろいろ買って帰る。

ついでに喜多方に行ってラーメンも食べる。

で、その食べ食べ旅の合間、
二日目の夕方、日帰り温泉に行った。

長男と次男を連れて露天風呂に入っていたら、
長男と同じくらいの子供が父親と入ってきた。

人見知りしない子供らしく、
うちの子供のほうにやってきていっしょに遊んでいる。
動物のマネをしながら風呂を動き回ったり、
次男の尻をもんだりしてる。

岩から飛び込んじゃダメだーとか注意してたら、
俺のほうにもやってきて、
ちんちんを見たり、逆に見せてきたりしている。

で、
「ほら、ぼくの尻は青いんだよー」
と、俺に尻を見せたかと思ったら、
「ほら、割れてるんだよー」
と、ぐぐぐっとケツを開いて穴まで見せてくれた。

いちおう、ありがとうと言っておいた。

風呂から上がって、
休憩所で長男たちとソフトクリームを食べてたら、
先に風呂から上がってたその“ケツ穴小僧”がやってきて、
子供たちに名前を聞いてきた。
ので、こちらも名前と年齢を尋ねた。

長男と同じ、小学校に入ったばかりの一年生。
学校は違うが同じ1年2組。

そのうち、父と母とおばあちゃんとおじいちゃんを連れてきた。
俺らのとなりで夕飯を食べたいらしい。

おばあちゃんと話して、
楢葉町から避難してきている一家だとわかった。

俺たちが東京から来ていると聞いて、
おばあちゃんはビックリしていた。

いっしょにご飯を食べようかともちょっと思ったけど、
バーベキュー用の肉やら野菜やらが待っているので、
後ろ髪を引っ張られながら別れた。

“ケツ穴小僧”は、外まで送りにきてくれて、
大きく手を振りながらクルマを見送っていた。

「またねー、また会おうなー」

で、今日、東京・三鷹の家に帰ってきて、
コテージの近くで採ったフキノトウを味噌に混ぜて、
キュウリをつけながら食べて、
山独活の天麩羅と、その皮のキンピラを食べて、
会津名物の馬刺しを食べながら、
もう一度、
あの小僧の超元気な顔を思い出した。

またねー。



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