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かに [2012/08]

夏色のナンシー旅、最終日。

朝、鳥取駅で駅弁のかにめしと
スーパーほくと弁当を買って、
白兎海岸沿いの道の駅へ。

弁当を食べ、
白兎神社へお参り。

おみくじをひいたら
長男が小吉、
次男が凶だった。

「油断は禁物」
と書かれていたので、
それを次男に読んでやる。

わかってんのかな〜と思ってたら、
その直後、
クワガタのメスみたいなのの死骸が
階段に落ちていて、
でも、次男はすぐに拾わず、
いつもとは打って変わって
慎重に様子をうかがっている。

横にあった木の枝で
ひっくり返してみたら、
実は実は大ゴキブリで、
早速、油断しなくてよかった!
という霊剣あらたかな結果に。

熱射の白兎海岸を一応あるいて、
道の駅で鬼太郎バッグを購入、
まだ時間がちょっとあったので、
かにっこ館へ。

県立のカニに詳しい小さな水族館。

ネコザメやら、石鯛やら、
メジナやらが泳いでいる
浅いプールに入ることもできて
なかなか楽しい。

また、
冬のズワイガニの季節に是非とも
再訪問したい気にさせる
いい感じの場所だった。

旅の終わりに隣の市場で
白イカやメバルを購入、
宅急便で送ってもらう。

レンタカーを返して、
飛行機に乗って、
モノレールに乗って、
電車に乗って
吉祥寺に帰ってくる。

腹ペコの金魚と
カブトムシとクワガタが
むーんと暑いアパートで待っていた。
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砂山 [2012/08]

夏休み旅、終盤の6日め。

鳥取砂丘に。

暑い!
暑くて暑くて仕方がない中、
馬の背の頂上を目指して歩く。

やっとてっぺんまで登って、
一息ついたと思ったら、
子供たちが海岸へ滑り落ちていく。

よせばいいのに、
と思いながら後を追いかける。

海に立ちションする長男。

気楽なもんだな。

だが、帰りの登りは
死にそうな顔をしていた。

砂の美術館、
浦富海岸遊覧船、
博物館の大きのこ展……
などを楽しみながら本日食べたもの、

二十世紀梨、
砂タマゴ、
イカ墨カレー、
イカカツバーガー、
ホルモン焼そばなどなど。

明日はもう東京に帰る。

帰ったらきっと、
あの熱く苦しい砂山が
なぜか恋しくなるのだろうな。
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寿エビフライ [2012/08]

夏の旅、5日め。

大山で乗馬。

次男といっしょに1キロの
ホーストレッキング。
乗ったのは、
「寿」という名前のハーフリンガー。
20才のおじいちゃん。

子供を抱えていたので少し緊張したが、
なかなか楽しかった。

降りる直前、
ちょっと待って止まってたら、
寿が、自分で手綱の金具を外した。

やるなあ。

小さな動物園で
ヤギの乳をしぼった後、
『青山剛昌ふるさと館』へ。

小学四年生で描いた水彩画、
「お母さんの後ろ姿」が
素晴らしい出来でうなった。

鳥取のホテルで宿泊。

近くの居酒屋で夕飯。

超でかいエビフライが
三本で600円ちょい。
安くて旨くてびっくり。

水槽で泳いでいた
石鯛とカサゴの姿造りに
地元の日本酒『強力』が進んだ。

贅沢な一夜だった。
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手裏剣 [2012/08]

サマーバケーション4日め。

松江で堀川めぐり。

12人乗りの小さな船で
松江城の堀をぐるり。

アオサギやカモ、
亀なんかが見守るなかを進む。

低い橋の下をくぐるときは、
みんなで頭を沈めて、
可動式の屋根を低くして通るのが
面白かった。

松江歴史館で生和菓子を食べて、
松江城に登る。

天守閣のてっぺん手前に
全国の城の写真が貼ってある。

なぜか、
どこの城でも全国の城写真が
貼ってあるのが慣例。

不思議。

しじみオニギリと
かき氷と
ソフトクリームで時間を潰して、
手裏剣投げ大会に参加。

ゴムの手裏剣を
発泡スチロールの的めがけて投げる。

子供たちは一つも刺さらなかったが、
俺は三つ刺さって、
その内の一つは丸の中だったので、
一応面目躍如。

再び遊覧船に乗って
駐車場近くまで戻り、
大山のホテルへ。

免許取り立ての妻が運転、
高速道路で力が入った。

夕飯は子供大喜びのバイキング。

大山ヤキソバが
なかなか面白く美味しい味だった。

星を見に外に出た後、卓球。

初めてピンポンをした長男と
ラリーが6回続けられた。

手裏剣も
後十回くらいチャレンジできたら、
真ん中に刺さったかもしれないなー
と思った。
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ゲゲゲの義史 [2012/08]

夏の島根鳥取紀行3日め。

まずは出雲の稻佐の浜へ。

パンツ一丁で泳ぎ出す子供たち。

予感はあったが、
マジで海に浸かるとは。

海に入らない親には、
暑さがかなりつらい。

平田本陣記念館で、
絵本作家の長谷川義史の原画展を観る。
画用紙の質感が人情を増幅、
かあちゃんととうちゃんの物語に、
思わず涙。

美保神社で焼きイカ二枚を食べて、
境港の水木しげるロードへ。

猛暑で地獄のスタンプラリー。

途中、
水木しげる記念館で見た
奇妙なお面の数々がなければ
最後まで保たなかったかも。

駅前の特別お化け屋敷、
『妖怪の森』は次男のみがチャレンジ。

ぬらりひょんが脅かす前で
懸命に妖怪の壺に蓋をしていた。

松江しんじ湖温泉の旅館に宿泊。

夕飯は、
梅干し入りの茶碗蒸しが旨かった。

人情と梅干しは
疲れたカラダとココロに
元気をくれるんやー。
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ポニョ [2012/08]

夏の山陰旅行2日め。

浜田から出雲へ。

出雲そばの三色割子を食べて、
出雲大社を参拝して、
『神話愽しまね』でクイズラリーをしたり
しまねっこと踊ったりして、
氷ぜんざいを食べる。

ヒジネスホテルで大きな風呂に入ってから、
駅前の居酒屋へ。

やっぱり、のどぐろは旨い。

宿に戻り、
子供たちの寝る支度をして、
「テキトーに寝ろよー」と言って、
ホテル一階の食事処で飲み直し。

甘鯛の刺身が旨い。

10時半に部屋に戻ったら、
子供たちはまだ起きていて、
テレビで『崖の上のポニョ』を観ていた。

酒臭さをまき散らしながら、
いっしょにラストを観る。

人間本位で見てると、
世界を救ったのが少年の何の力かいまいちわからず、
ビンと来ない感じもあるのだが、
ここは神話の国、島根。

神と人間が互いに垣根を越える話
なんだなと勝手に感激した。

神様が、
そのへんにうようよいる場所で観る
ジブリ神話もいいね。
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石見神楽。 [2012/08]

夏休み旅行1日め。

羽田から飛行機に乗って、
島根県石見空港へ。

益田駅前で海老フライとピザを食べ、
宿泊場の浜田へ。

学生向きの居酒屋で、
赤天フライ、
刺身の盛り合わせなどを食べる。

刺身は980円とは思えぬ旨さアンド豪華さ。
やられた。

その後、見たかった石見神楽を見物。

1演目め、ジンリンの衣装、
見栄切りがカッコよすぎ。

まさに『土竜の唄』の世界。

2演目めの大蛇も感動。

いいもの見せてもらいました。

宿泊場への帰りのドライブ、
雷が海で光っていて、
オロチが騒いでるみたいだった。
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女子卓球 [2012/08]

昨晩、打ち合わせが終わって夜10時過ぎ、
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中央線に乗っていたら
母子が前に座っていた。

小学校5年生くらいの男の子がうつらうつら。
隣りで日によく焼けたお母さんも軽く目を閉じている。

息子の足元に
切符らしきものが落ちている。

裏の黒い部分が見えているので
定かではないが。

ま、
もしも切符で、
うつらうつらしている息子のだったら困るだろうから、
電車を降りる時に
教えてあげようかなと思いながら様子を探っていた。

西荻窪の手前で、
母親が目を開け、息子を起こして訊ねた。

「切符持ってる?」

小さなバッグを開け、中を見ている息子、

「うん」

ぼやーっとしながらも
うなづいている。
バッグの中に切符が入っているらしい。

母親も安心したように前を向いた。

ああ、
足元に落ちている切符らしきものは
切符じゃないんだな、
と思った。

俺の杞憂だったのだな。

電車が西荻窪に着いて、
母子が席を立つ。

息子がふらーと立ち上がり、
その後に母親が立ち上がる。

母親が息子の足元をふと見る。

黒い紙切れに気づく。

腰をかがめて手に取る。

「ほら」

ぼやーっとしている息子に手渡す。

切符だ。

やはり、落ちていたのは息子の切符だったのだ。


今回のロンドンオリンピックでは、
なでしこJAPANより、
女子卓球を応援する気持ちのほうが強かった。
どっちかというと。

メダルを賭けた準決勝、
シンガポールとの試合を観ていて、
これはすごいなと思った。

戦略とか、作戦とか、
相手の出方の探り合いとか、
卓球は
頭の中が勝負のカギを握る感じがする
スポーツなのだが……

あの試合の福原愛とかのプレーを観ていたら、
もっとカラダというか、
魂というか、
日々の繰り返しで染み付いた“何か”が
勝利を呼び寄せたように思えた。

意識を超えた無意識の力みたいなものが。


中央線、
あの母親が息子の落とした切符に気づいたのは、
なんでもない普通のこと、
当たり前のことなのだが、
同時に奇跡でもあると思う。

息子はバッグに切符を持っている。

そう思っていても、息子の足元を見る。

そして、切符に気づく。

何百回、何千回と繰り返してきたことなのだろう。

日焼けしたお母さんよ、
そして、
女子卓球チームよ、
ステキな奇跡をありがとさんです。






ポール・マッカートニー [2012/08]

ロンドンオリンピックが閉幕した。
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始まりの日、
開幕式をテレビで観ていたら、
ポール・マッカートニーが出てきて、
『ヘイ・ジュード』を歌い始めた。

「昔、この人、
 井の頭公園でボートに乗ってて、
 父ちゃん、
 手を振って声をかけて
 あいさつしたことあるんだぜー」

と、子供たちに軽く自慢したら、

だからそれがどうしたっていうの。

と、冷ややかな反応を返された。

価値っていうのは
やっぱり人によってさまざまなのだと
あらためて思う。


今のところ、
今回のオリンピックで一番印象に残っているのは、

女子レスリング、
吉田沙保里選手が闘っていた準決勝、
相手のロシアの選手が
吉田にひっくり返された瞬間、

「やられたー」

と、心の悲鳴が聞こえてくるような表情で
うつぶせになっていったシーン。

あんな漫画みたいな表情を自然に出せるのだから、
オリンピックは
やっぱり素晴らしいと思う。



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