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『軍師官兵衛』 [2014/05]

録画しておいた
昨日のサッカー日本代表試合、
キリンカップ、日本対キプロス戦を観た。
不死の坊.jpg
少し前に、
ボールがパンパンつながる
なでしこのアジアカップ決勝戦を観ていたせいか、
スピードというか、
驚きにいまいち欠けた試合には思えたけど、
ブラジルワールドカップへ向けて
頑張る選手たちのプレーを楽しく観られた。

好きなプレーはいくつかあったのだが、
一番好きだったのは、
センターバックの森重が
相手キーパーからのロングボールをヘディングして、
そのまま後ろにひっくりかえったプレーだった。

なんてことのないプレーだが、
思いっ切りジャンプして、
キプロスの選手に勝って、
しっかりヘディングして、
勢い上等でごろんと後ろにひっくりかえる…
その一連の姿が
自分の身体能力とかに
信頼と自信を持っている証だと感じた。

少しでも慌てていたり、
気持ちが負けていたりすると、
まっすぐごろんとはでんぐりがえり出来ない。
よろけたり、
横に倒れたりしてしまう。

テレビ画面ではアップにならなかったのだが、
よっしゃ!
と気持ちが乗っている顔を見た気がした。


NHKの大河ドラマ
『軍師官兵衛』が面白い。

いい意味で漫画っぽい。

デフォルメされたメイクや衣装。

ビシッと決まっている画面の構図。

時折、過剰かなとも思われるほど
押せ押せでキメてくるセリフや演出。

そして、俳優たちの演技。

正直、
やり過ぎじゃねえかな…
と笑いそうになる時もあるけれど、
そこをぐっとこらえると
物語に引き寄せられていく。

俳優たちの演技合戦に
ぐいぐいと引き込まれていく。

特に、官兵衛の妻、
光(てる)役の中谷美紀が流す涙、
官兵衛の父、
黒田職隆(もとたか)役の柴田恭兵が見せる笑みは、
観ている人の心に
ビシビシ突き刺さっていると思う。

中谷美紀に負けじと
微妙な表情をわかりやすく表現する
秀吉の妻、黒木瞳もいい。

滑稽さの中に
なんともいえない味を織り込む
秀吉、竹中直人にも思わずうなってしまう。

もちろん主役の黒田官兵衛役、
岡田准一もいい。

二枚目らしく、
そして、主人公らしく、
懸命に走りながら
チームをまとめている感じが頼もしい。

点取り屋のフォワードというより、
いつもチームの真ん中で360度の視点で
全員の動きを見ている
ミッドフィールダーな感じ。

『キャプテン翼』の岬太郎というか、
昔のバルセロナのライカールトというか。

昨日の日本代表であえて言えば、
山口蛍だろうか。

竹中直人=秀吉のような長友、
江口洋介=信長のような本田に
「さあ、このボールをどうする!?」
みたいな感じの挑戦的なパスを送る姿を想像しながら、
ワールドカップの
日本代表戦を待とうかなと思う。

がんばれ、ザックジャパン、
あーんど
官兵衛ジャパーン!!



『飢餓海峡』 [2014/05]

引っ越して、約1か月が過ぎた。
廊下.jpg
インターネットがなかなかつながらなかったり、
電話がなかなか引けなかったり、
トイレにペーパーの芯を落としてしまったり、
クルマが鶏のフンだらけになったり、
梅の木の枝が折れたり、
次々と取り組むべき課題が持ち上がってきて、
とても楽しい新居生活を送っている。

映画『飢餓海峡』をDVDで観た。

内田吐夢監督のサスペンス映画。

主演は三国連太郎。
それに、左幸子。

この二人が、
自分にとっての「飢餓海峡」を渡ろうとして、
でもやっぱり
渡り切れなかった話。

素晴らしく面白かった。

たぶん、この先、何度も観るだろう映画。

今、
新居で取り組んでいる問題は、

近所の小学生の何人かが、
通学の時に
うちの庭を通っていく、
注意しても
なかなかやめない、

という問題。

彼らは彼らの「飢餓海峡」を渡っているのだろう。

そして、
うちはうちの「飢餓海峡」を渡っていく。

それこそが人生なのだと、
樹に群れをなして
止まっている鳥たちを見ながら思った。

フン!



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