『モンガに散る』 [2011/01]
今年初の映画を観た。
新宿のシネマスクエアとうきゅうで『モンガに散る』。
80年代の台北、
“極道”になっていく高校生5人組の話だが、
“極道”が日本のヤクザとはいささか違っている。
組織が、牧歌的で小規模。
台湾のヤクザ映画かと思って観たのだけど、
どっちかというと青春チンピラ映画。
前半はすごく面白かった。
だけども後半はあんまり面白くなかった。
なんだか眠くなってしまった。
その原因は、
ゲタを武器に、刀を持つ敵を倒した伝説を持つ親分、
“ゲタ親分”が坂東英二にそっくりだったから、
ではなく、
主人公の一人、
モンクという男の感情というか、
行動理由があいまいだったからだろう。
“義兄弟”仲間の一人に惚れていたからなのか、
仲間全員の未来を考えてなのか、
父親のカタキ討ちなのか、
あるいは“モンガ”という街を本当に守りたかったのか……
たぶん、ひとつだけ選べるものではなく、
いろいろな感情が複雑に絡み合った
結果、とった行動なのだろう。
確かに、青春時代とはそういうもの。
だけども、映画の中で
事件の動機を複雑なままにしておかれると、
観ている俺は置いてけぼり。
あと一歩、キャラクターが持つ真実の近くまで
がんばって進んでいく。
観る者を引っ張って連れて行く。
その優しさと高まりがほしかったと思う。
なんでも語りすぎると野暮になるものだが、
野暮だよあんた!
と言われるぐらいのほうが後悔しないんじゃね?
みたいな気分の2011年正月。
新宿のシネマスクエアとうきゅうで『モンガに散る』。
80年代の台北、
“極道”になっていく高校生5人組の話だが、
“極道”が日本のヤクザとはいささか違っている。
組織が、牧歌的で小規模。
台湾のヤクザ映画かと思って観たのだけど、
どっちかというと青春チンピラ映画。
前半はすごく面白かった。
だけども後半はあんまり面白くなかった。
なんだか眠くなってしまった。
その原因は、
ゲタを武器に、刀を持つ敵を倒した伝説を持つ親分、
“ゲタ親分”が坂東英二にそっくりだったから、
ではなく、
主人公の一人、
モンクという男の感情というか、
行動理由があいまいだったからだろう。
“義兄弟”仲間の一人に惚れていたからなのか、
仲間全員の未来を考えてなのか、
父親のカタキ討ちなのか、
あるいは“モンガ”という街を本当に守りたかったのか……
たぶん、ひとつだけ選べるものではなく、
いろいろな感情が複雑に絡み合った
結果、とった行動なのだろう。
確かに、青春時代とはそういうもの。
だけども、映画の中で
事件の動機を複雑なままにしておかれると、
観ている俺は置いてけぼり。
あと一歩、キャラクターが持つ真実の近くまで
がんばって進んでいく。
観る者を引っ張って連れて行く。
その優しさと高まりがほしかったと思う。
なんでも語りすぎると野暮になるものだが、
野暮だよあんた!
と言われるぐらいのほうが後悔しないんじゃね?
みたいな気分の2011年正月。
2011-01-03 22:09
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