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朝日杯フューチャリティS [2011/12]

明日のGⅠ、朝日杯には、
血統で考えれば普通、買っちゃいけない馬がいる。
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アルフレード。

父シンボリクリスエス、
母父サンデーサイレンス。

気性の危うさを持ち、
切れ味の鋭さを持たないため、
幾度となく残念な凡走を見せてきたこの配合。

この組み合わせの馬が、
芝の重賞を勝ち切るとは、どうも思えない。
というより、馬券に絡むとは到底思えないのだ。

しかもどうやら一番人気。
喜び勇んで切る、
馬券の対象から外すのが当たり前なのだ。

だが。

コイツだけは信じていいんじゃないか!

そう訴えかけてくるもう一人の自分がいる。


かつて、
日曜夜七時半から放送していた〈世界名作劇場〉。

世間の皆様と同様に、
圧倒的に好きなのがハイジであり、
同じくらい心に焼き付き、染み付いているのが
マルコである。

別腹的に、
フローネとルーシーも愛してはいるのだが、
ハイジとマルコのような最高のご馳走感はない。

ただ、最後の晩餐に選ぶとしたら…?

そんなふうに自問自答した場合、
ハイジでもマルコでもないもう一つの名前が
俺の胸に浮かび上がってしまう。

ロミオだ。

『ロミオの青い空』。

煙突掃除夫としてイタリアの町に売られていった
少年少女たちの物語。

ヤクルトスワローズのナイターがある日なんかは、
平気で休みになり、
放映回数も少なめで、
微妙に無理矢理終わらせた感もあり、
俺にとっては不遇な感じが拭えなかったアニメ。

だけど、好きだった。

“黒い兄弟”だから。

ロミオの胸の中には
ずっと信じている
親友の“アルフレド”がいたから。


〈世界名作劇場〉で、
人間の親友が出てきたのはロミオとアルフレドだけだと思っている。

たいてい、親友的な存在は動物とか。
赤い髪のアンには親友的な友達はいたが、
あれはすべて妄想の可能性が高い。

前番組のムーミンまで遡ればもちろん、
スナフキンがいるのだが、
彼も人間かどうかは不明だ。


やはり、信じるしかないのだろうな。

アルフレードの単勝にいくら入れようか…
悩める夜が続いていく。


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