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『TV BROS.』12・22/1・7 [2007/12]

2007年12月17日月曜日。
本日のニュース。Jリーグ、ベストイレブン発表。浦和から5人。MVPはポンテ。
岡山の銀行で女性準行員が100万円、下着に入れて持って帰る。
1000万は下着には入らないことがわかった、ような気がする。

電車の中で雑誌や本を読まなくなってからどのくらいだろう?
何かの理由が集まって、もしくはさまざまな理由にこじつけて、
電車の中で活字を追うのをやめたのだ。10年位前かな。
「絶対もう読まない!読まないったら読まないんだ俺は!!」
みたいなこだわりがあるわけじゃないので、
必要であれば読んだり眺めたりしてもいいんだけど、それをしてないってことは、
つまりは「そんなに必要じゃなかった」ということなんだろう。
雑誌とか本が。

『TV BROS.』12・22/1・7 年末年始超(チュー)特大号 特別定価230円
◆特集「2007年 みんなまとめて謝罪総決算!!」

まさに師走。占拠されるコンビニの雑誌棚。
何種類もの<テレビ番組ガイド>がどどどーっと並んでる中で、
うーんうーんうーんと軽く悩んだふりをして、久しぶりにテレビブロスを手に取る。
「やっぱテレビブロスでしょ。つーか他のテレビ雑誌って知らないし」
という個人的な納得感を胸に、レジへ。
特別定価の230円を支払おうとした時、軽い違和感。
「あれ? この雑誌、買ったことあったっけ?」
買ったことはある、と思う、けど、それって誰かに頼まれて買ったんじゃない?
そうそう、だってこの雑誌、俺的にはいつも立ち読みしてただけだもん。
コラムを読むのが楽しみで。

電車に乗るときはもちろん、トイレとかラーメン屋とか、
とにかくどんな時でも雑誌や本を持っていた時期があった。
活字中毒っていうの?
その頃、テレビブロスのコラムがおかしくって、毎号コンビニで立ち読みしていたのだ。

今考えると、<テレビ番組ガイド>ほど、
立ち読みが似合わない雑誌はないんじゃないだろうか。
だって、「ふがー、今日はどんなテレビがあるかな?」とあくびまじりで考えて、
わざわざコンビニ行って立ち読みして、
「ふむふむ、今日はこのドラマと、このバラエティと、このニュースを見てやるか」
なーんて確認して帰るのはめんどくさいもん。
それを立ち読みさせるんだから、『テレビブロス』はなかなか偉大である。
というより<テレビ番組ガイド>として地位失格? 

そして、その伝統は変わりなかったのだ。
爆笑問題や細野晴臣など豪華連載陣が「謝罪」スペシャルと称して、
好き勝手な対談やらコラムやら企画やらを実に楽しげに発表している。
また、変なペンネームのライターさんたちも、
自分が好きだからやってる感じで記事を書いている。
今年一年のいろんな人たちの「謝罪」を並べたチャートを見れば、
年末にテレビでやるだろう<年間ニュースランキング>みたいなのは
まったく見なくて済むような気分になる。
つまりは、「テレビを見なくていい気分にさせる」テレビ雑誌なのだ。
ま、俺的にはですけど。

松尾スズキが超人気のガッキーに変装したり、
藤岡弘が日本人に生きる指針をくれたりと、
テレビ欄以外のところで確実に230円の価値はあって、
テレビ欄は「あくまでオマケ」なんだなーと。
ついでに2008年一年分の星占いも掲載されてるので、すごく得した気分。
表紙のキャッチは
「今年のおわび、今年のうちに。年末年始のテレビ誌はコレ!」

ごめんなさい。
今まで立ち読みばかりで。
あと、テレビ欄、この年末年始もたぶん使わないと思うけど。
ま、謝ることじゃないかもしれないけど。
表紙の<爆チュー問題>の二人に小さな声で
「ごめんなさい」と言ってみると、なぜか心が晴れてきた。



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