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ヤングサンデー最終号 [2008/08]

2008年8月3日日曜日。
昨日のニュース。赤塚不二夫氏が死去。72歳。

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「漫画家ってカッコいい」

ずっとそう思ってきたし、今もそう思っている。
逆に言えば、

「カッコよくないと漫画家じゃない」

なんつーことまで思ってしまう。

もちろん、ルックスとかの意味じゃなくて、
生き方というか、存在という意味なんだけど。

ヤングサンデーの最終号が7月31日に発売された。
その休刊号は、取材中の札幌の書店で見てみた。

さびしいなあと思った。

それはヤングサンデーがなくなるからじゃなくて、
漫画家の言葉がほとんど掲載されていなかったからだ。

自分の仕事を離れて、
完全な読者としての感想なんだけど、
最終号には作家のコメントをできる限り載せてほしかった。

次はどこどこで描きますから応援してください、
的なありきたりのコメントでもいいし、
ふざけんなヤングサンデー!
的な恨み節でもいいと思う。
以前に人気作品を連載していた漫画家や原作者の
コメントも正直聞きたかった。

ヤングサンデー最後のページの言葉、
「ご愛読ありがとうございました。」
を見て、
その“潔い感じ”を全然かっちょイイと思えなかった。

“潔さ”なんていうのは、
自分を削って描いて、
いつ描けなくなっちゃうかわからない、
そんな“死”とすれすれに生きている漫画家にとっては、
最も遠い言葉だと思っているから。

動かせない常識、確固たる社会のシステム、
そういう不自由なものに対して、
自分の個性を突き詰めながら
自由という最強の武器を磨いて生き抜くのが
漫画家だと思っているから。

当たり前のことをウダウダ書いててなんか馬鹿みたいだな。
ニャロメー!


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