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『サライ』 [2008/12]

手ぬぐいがついている!
書店で見て目を疑った。
俺は手ぬぐい愛好家なのだ。
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『サライ』2009年12月18日号 小学館 800円
◆特集「続々々 落語入門」

綴じ込み付録は志ん生、正蔵、文楽の夫婦噺・親子噺の落語CD。
あーんど、
八代目桂文楽<復刻>手ぬぐい。

で、もう一つの特集が
男の料理第3弾「自宅で作る おせち特集」。

不景気で、出版不況だが、
この雑誌はきっと変わらず売れているんだと思う。
なんというか、一番お金を持っている人たち、
50代60代70代の人たちが買う雑誌だから。

昨日、麻生首相が
「生活防衛のための緊急対策」
という23兆円の補正予算を発表した。

急にクビを切られて、この年の瀬の寒空の下で
途方にくれそうになっている人たちが毎日ニュースになっていて、
そんな働き手と、
つぶれそうな中小企業のための緊急対策23兆円なのだが、
この『サライ』を買っている人には
基本的に対岸の火事なんだろうと思う。

戦後の貧しい時代から、
贅沢せずに一所懸命働いて、
日本を経済大国にして、
やっと楽しみを堪能できるという人たちが、
この先、
若い働き手に対してどう考えるか、
まだまだ楽しみは後回しにするから
いっしょにこの難関を生き抜こうと考えるか、
それとも、
自分たちの未来は自分たちで切り開きやがれこの野郎!
と突き放してくれるか、
『サライ』を読んでいて、そんなことを考えていた。

それにしても、
落語におせちに、そして手ぬぐい。
これで800円は、俺にとって超お買い得。

若者にとって800円は高いが、
購買層にとっては安いんだろうなあ。


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