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『グラン・トリノ』 [2010/07]

DVDに録画しておいた映画『グラン・トリノ』を観た。
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面白かった。
まず、ガンコな人間の凍った心が溶けていく話が好きだから。
『アルプスの少女ハイジ』とか。
いつか、アルムおんじをイーストウッド、演らないかな。

もうひとつ、
ジジイが若者に生き方を教える、
そのテーマ自体がわりと今現在欲しているものだから。

毎日毎日、バカ息子ふたりを叱っていて
本当に疲れているのだが、
もう叱りたくないんだよめんどくさいし意味ないかもしれないし…
そんなくたびれた気持ちに奮起と勇気をくれた。

で、
日本の映画『遥かなる山の呼び声』を思い出して、
もう一度観たくなった。
山田洋次監督の日本版『シェーン』。

高倉健の映画は『ホタル』以来観ていない。
クリント・イーストウッドのように、
もしかしたら、
これから高倉健の時代が来てもおかしくないなと思った。

『グラン・トリノ』で好きなシーン。
愛車のグラン・トリノを見つめて、
「本当にいいクルマだ」
とかつぶやきながら、
なんともうれしそうにため息を漏らすシーン。

金や財産でもなく、
やってきた仕事とかでもなく、
もちろん家族でもなく、
だけど自分がずっと愛してやまないモノ。

それを持ってない男は何かが欠けている気がした。

家を見回したが、どこにも見当たらなかった。
それでは、
男の人生はちょっとさみしい。


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