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『仮面ライダーW FOREVER AtoZ 運命のガイアメモリ』 [2010/08]

正義を愛する男になってほしい。
正義を信じる男になってほしい。
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親になって一番変わったことといえば、この考えを持つようになったこと。
うちの子供だけでなく、
全部の男の子たちに対して思うようになった。

自分でもかなり意外なんだけど。

仮面ライダー映画を観に行った。
『仮面ライダーW FOREVER AtoZ 運命のガイアメモリ』
長いタイトルだー。

二本立てで、前座的に上映されたのは
『天装戦隊ゴセイジャー エピック ON THE ムービー』
こちらもタイトルが長ーい。

タイトルが長くて、ちょっと疲れたんで、
あんまりこまごまとした感想は書けないが、
とにかく面白かった。
特に『仮面ライダーW ほにゃらら』のほうが。

クライマックス、亜樹子たちが仮面ライダーWを
「がんばれー!!」
って応援するところでは、ちょっと泣きそうになった。

まるで子供みたいに。

もうひとつ、印象に残ったシーンがあった。

仮面ライダーWがいつも悪者に言う決めゼリフがある。

「さあ、お前の罪を数えろ!」

で、今回の悪者の仮面ライダーエターナルの人も
Wから指を指されてそう言われるんだけど、
それに対して、意外なリアクションがあった。

「今さらそんなもん、数え切れるか!」

これが心に染みた。
ずっこけながら、腑に落ちた。

正義、というのはむずかしい。
何が正義で、何が悪かってのは結構曖昧。
人によっては正義でも、別の人にとっては悪だったりするし。

だから、俺自身、大人になるに連れて
正義というものを嫌ったり、目をそむけたりしてきたことが多い。
悪というものを考えることも避けてきたと思う。
正義と悪、すごくむずかしいから。

前に、小説家の伊坂幸太郎さんにその辺のことを聞いたことがある。
憎々しいほどの悪を描くのがうまいので。

そしたら、
「悪は、自分の中にもいると感じるから、描かなきゃって思うんですよね」
みたいな返答をもらった。
なるほどー。

正義を愛する、信じるというのは
自分の中にいる悪と対面することなのだ、と思う。

だから、仮面ライダーエターナルの捨てゼリフ、
「そんなもん、数え切れるか!」
が、心にグッと来たのだ。
わかるよ、お前のその気持ち!って感じで。

自分が犯してきた星の数ほどの罪。
いや、くだらないことばっかりなんだけどさ、
それと向き合うことが子育てのある一面なんだもん。

ありがとう、仮面ライダーエターナル!



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