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『裸足で逃げる 沖縄の夜の街の少女たち』上間陽子 [2017/07]

沖縄で生きる
未成年の女性たちのインタビュー集、

『裸足で逃げる 沖縄の夜の街の少女たち』
上間陽子著

を読んだ。

ノンフィクションを読む、
というより
ドキュメンタリーを見ながら、
その世界に
心を引き寄せられていく感じの本。

読んでいて、
とてもつらいし、
まいっちゃうし、
怒りも湧いてくるし、
でも、
それは人ごとじゃなく、
自分のどこかを突き刺されてる感じもあるし、
自分の隠している部分を
封印した箱から取り出されている感じもあるし。

簡単に泣いちゃダメだ…
涙といっしょに流して落としちゃダメだ…

と思いながら読んでたんだけど、
涙がボロボロこぼれ落ちた。

誰かに薦めようと
思うようなものじゃないのかも
しれないけれど、
たくさんの人に読んでもらいたい気もする。

なんというか、
読んでいると、
読んでもらいたい人の顔が
次々と浮かんでくるというか。

ライターの人とか、
出版社の編集者とか、
カメラマンには読んでもらいたい。

誰かに会って、
その誰かのことを他の誰かに伝えることを
仕事にしている人というか、
それができると信じてる人というか。

そう考えると、
人と人のつながりを信じたり、
なんとか信じようと思って
日々を送っている人、
みんなに読んでもらいたいのかもしれないなあ。

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