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『毎日かあさん』西原理恵子 [2008/05]

2008年5月6日火曜日。
最近のニュース。最高ランキング世界4位のテニス選手、
伊達公子あらためクルム伊達公子が現役にカムバック。
岐阜で行われたカンガルー杯という大会で準優勝、ダブルスでは優勝した。

mainichikaasan.jpg

ゴールデンウィーク終わる。
基本的には5月の3、4、5、6日の4日間が暦の上では連休。
3日は憲法記念日。次男の名前である<青葉賞>をテレビ観戦した後、
地元の井の頭公園へ。雨上がりの空にシャボン玉を飛ばす。
4日はみどりの日。府中の東京競馬場、競馬博物館で長男が馬ロボに乗って勝利のガッツポーズ。
その一方、父の馬券は天皇賞など惨敗。
5日はこどもの日。鎌倉から江ノ島へ。あまりの混みようにびっくり。
初節句の次男、初めて海に立つ。
6日は振替休日。神代植物公園で一日遅れの柏餅を食べた後、味の素スタジアムへ。
FC東京は連戦の疲れかボールがつながらず名古屋に0-1負け。

というような連休の間に読んだのが西原理恵子の『毎日かあさん』。
1巻から4巻まで。
毎日新聞で連載している漫画である。

サイバラさんと、その息子と、その娘と、元旦那が登場人物。
描かれているのは子育ての日常。親子の劇場。夫婦の愛情。

笑ったり、泣いたり、「くくく、バカすぎー」と苦笑したりしながら読む。
共感のビッグウェーブがざざざざーんとやってくる。
うちといっしょだとうなづく。
子育てに疲れてるのはうちだけじゃないんだよねと慰められたりもする。
で、そうしている間に子育てで凝り固まった肩や腰がほぐれる。
んで、子供といっしょに生きるってしあわせだなーと感じる。

この漫画の魅力は絵ももちろんあるんだけど、
サイバラさん自身のまっすぐさが肝心要。

5年位前、高橋留美子先生が言っていたのだが、
漫画家にとって大切なのは<体力>、
そして<道徳の規範>のようなもの、だと。
それを持っていないと、悪のキャラも良いキャラも描けない。
物語を構成するためにも<道徳>は持っていたほうが得だと。
あと、<漫画を描くのが好き>なことがやはり大事。
そんなことを言っていたのを思い出した。

そして、生きる道しるべ、道徳観みたいなものは、
ギャグ漫画を描くに当たっても必要なのだなーと読んでて思った。
だから読者は素直に笑ったり泣いたりできるのだ。
そういう意味でサイバラさんは
この『毎日かあさん』で、
自分の根本的な人間性をパパパパーッと解放できているのかもしれない。
叙情派な部分もあって涙が止まらないとこもあるけれど、基本はギャグだし。

さて、笑ったり泣いたりして連休疲れを解消してところで、明日からはまた幼稚園。
7時に起きて、ご飯を作って、ご飯を食べさせて、歯を磨かせて、仕上げ磨きをして、送り出す。
来週からは、待望のお弁当つくりも始まる。

今日の伊達公子は福岡国際女子テニス、ダブルスで初戦敗退。
だけど、好きなことができるしあわせを実感している毎日だと思う。

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